【どうして?】株価が動き続ける理由
投資を始めると、銘柄の値動きを見ることが増えてくると思います。
業績の発表や不祥事のニュースなどその企業に影響が出る情報があると株価は大きく動きますね。
ですが、それらの情報が出ていないときでも株価はぴょこぴょこと動き続けています。
どうして動き続けているのでしょう?
今回は、株価が値動きする理由についてです!
どうやって値段が決まるのか?
そもそも、株の値段はどのように決まるのでしょう?
まずは株以外の物の値段を考えてみましょう。
例えば、スーパーで売られている野菜。
一時期、キャベツの値段が高騰したときがありました。
異常気象により収穫量が少なくなってしまったためです。
また、最近ではお米の値段が高騰しましたね。
これも新米が出回るまでは在庫が不足してしまったため、販売できる量に限りが出てしまったのです。
つまり、『供給』が『需要』に対して不足してしまったわけです!
物の値段は需要と供給のバランスで成り立ちます。
たくさん生産しても、欲しがる人がいなければ値段は安くなります。
逆に欲しがる人が多すぎて生産が追いつかないとなれば価格は上がります。
どちらか一方が不足して、もう一方が減らなければバランスは崩れて価格に異常が起こるのです!
株価も需要と供給で決まる!
実は、株価も値段が決まる仕組みは同じです。
しかも、物の値段とは少し異なり、取引に参加している「人間の思惑」が絡んでいます。
通常の株の取引では、市場に出回っているものや既に誰かが持っているものが対象です。
物のように生産されるものではありません。
ですから、在庫は増えませんので、「欲しい」と思った人がいても「いらない」と手離す人がいなければ手に入りません。
しかも、買いたい人と売りたい人の値段が一致したところで取引が成立して値段がつくので、いくらで買いたいもしくは売りたいという考えが反映されているわけです。
もちろん、あまりにも需要と供給のバランスが崩れていると株も値段がつかない場合があります。
株価がぴょこぴょこと上がったり下がったり動き続けているのは、売りたい人(供給)や買いたい人(需要)の思惑のマッチングで引き起こされていることなのです!
株や投資と聞くと難しく考えてしまいがちですが、値段が決まる仕組みはそんなに大きく変わるわけではないんですね。