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【2024年要注目!】なんでFOMCに要注目?

 以前のブログでも米国の経済指標について触れましたが、その中でも特に注目度が高まってきているものがあります!

「FOMC」(米連邦公開市場委員会)です!

 今回はなぜ注目が高まっているのかをお伝えします!これを読んであなたもぜひFRBの発表に注目してみませんか?

FRBとはなんですか?

 さて、以前のブログでも少しだけ触れましたが、あらためてFRBとは何なのかについてお話しますね。

 FRBとは米連邦準備制度理事会(FederalReserveBoard)の略称です。長いですね・・・
 いわゆる米国の中央銀行です。

 FRBは金融政策の実施を通して、米国の雇用の最大化物価の安定化適切な金利水準の維持を行い、米国経済を活性化させることを目標としています。

 もっと簡潔にまとめると、雇用・物価・金利と経済をあらゆる面からカバーして米国経済がおかしなことにならないようにする機関と言えます。

 冒頭でも書いたように、中央銀行です。日本でいう日本銀行(日銀)のポジションで、独立した政府機関です。国民・議会に対して説明責任を負います。

FOMCって何だ?

 このFRBの発表は世界が注目しています。それは米国経済が、世界経済に影響を与えるからですね。そしてその米国経済に大きな影響を与えるのがこのFRBですから、注目しないわけにはいかないのです。

 このFRBの会合がFOMC(FederalOpenMarketCommittee)、日本語では米連邦公開市場委員会です。経済ニュースや投資系インフルエンサーの投稿でもよく出てきますね!この会合で話し合われた内容やFRB議長の発言は、世界経済を動かすほどの影響力を持ちます。発言で世界が動くわけですから恐ろしい影響力ですね!

なぜ2024年注目なのか?

 「でもこれだけ影響力があるなら、いつでも注目されるわけですから、特に今年は注目っておかしくないですか?」

 このように思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 先ほども触れたようにFRBの会合であるFOMCは、年8回開催されます。(緊急会合は随時)この中で、金融政策について決定しているわけですが、FOMCはFRBの金融政策の中でも公開市場操作を担当しています。そして、その中でも政策金利(FF金利)の誘導目標などの方針決定が注目されているのです。

 これまでのFOMCでは金利の引き上げが行われてきました!しかも22年から23年にかけての会合で政策金利が合計で5%も引き上げられました。
 わずか1年2か月の間に5%も金利が上がった
のです。預金の金利や各種ローンの金利を想像してもらえれば、これがいかに影響があるかわかるかと思います。

 そして、今年も注目が必要な理由が、まだまだ今年も金利の引き上げが検討されているからです。

 もちろん、これから引き上げられるのは確実と言われていますが、すぐ行われるとも限りません。いつ・どのくらい引き上げられるのかはわからないのです。いろいろ予想されていますが…ここまで急速に上がってしまったため、逆に下げてくる可能性もゼロではありません。金利は景気を左右する可能性がありますから、そこは市場の状況を見ながらの判断になるでしょう…

 やはり予想を結果と一致させるのは難しいので、多くの投資家が結果に振り回されているのです。

 世界の市場に大きな影響を与えることがわかっていながら、どのように転ぶかわからない…

 スリルが好きな方に限らず投資家であれば注目せざるを得ませんね。というか、投資をしている時点で強制的に巻き込まれてしまうという…

 ですので、対策ができない投資家の方は無理に波に乗ろうとするのではなく、結果発表前に保有する資産の株の割合を減らしておいたり、いっそのこと全て売却して現金化して一時的に市場から撤退するなどして静観するのも立派な作戦です。

いつ結果発表があるのかをきちんと把握して損をしないように乗り切りましょう!

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