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確定しないと…

投資を始めると、それまでとは違った楽しみがあります。

それは、自分の資産の推移が見えることです。

『今日は1万円の利益が出た!』と喜んでる人もいるかもしれませんね。

ですが、このリアルタイムの資産には一つ落とし穴があります。

今回はリアルタイムで見える資産の注意点についてです。

リアルタイムで見える

投資信託に限らず、現在はどこの証券会社もアプリの開発が盛んです。

どんな金融商品をいくら、または何口持っていて、どんな注文を出しているのか、日経平均などの主な指標の現在の価格はいくらなのかをページを切り替えるだけですぐ見えるようになっています。

株の銘柄を検索したければ、業種別はもちろん、購入価格や優待の内容などでも抽出をかけることが可能となっています。

現時点の保有資産の価格もプラスなのかマイナスなのか一目でわかるようになっています。

購入時点での価格がいくらであったかを忘れてしまったとしても、一目でそこからいくら変化しているのかがわかるのは、資産管理していくうえでも大変重要です。

持っている限り確定にはならない!

ここで忘れてはいけないことが、持っている限り金融商品の価格は変動し続けるということです。

たとえ、今はプラスであったとしても、売却しなければ確定にはなりませんから、いつマイナスになってもおかしくはないのです。

このように確定しない状態で保有資産がプラスになっていることを『含み益』、逆にマイナスになっていると『含み損』というように表現します。

投資では購入することにどうしても目が行きがちです。

しかし、重要なのは『買う』こと以上に『売る』ことです。

売らなければその価格にはなりません。

もちろん、つみたてNISAは長期投資が基本ですから、すぐに利益を確定できるものではありません。

しかし、どのようにその商品を売却して現金化していくのかは、少しずつ考えておく必要があるのです!

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