あれから
10月になり、空気がさらに冷たくなりましたね。
日の入も早くなり、夜が長くなってきました。
体調にはお気をつけて。
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大切な人を失ってからちょうど1ヶ月が経ちました。SNSで新しい生命の誕生を迎えて幸せそうな人たちを見るのと同時に、その子も今は幸せに過ごせているのかなと考えます。
当たり前のようにあった会話がなくなって。
内容のない電話をしながら帰る日がなくなって。
デジカメにおさめた美しい景色を送ろうと思ってLINEを開いても、既読のつかないトークルームだけが残っていて。
だけど、ひとつ私の中で変わったことがあるとしたら
美味しいご飯を食べるときは
お供えしたい方を思って食べると
一緒に食べることができる。
この言葉を聞いてから、
いただきますをして両手を合わせた時に
目を閉じてその子のことを思い浮かべるようになりました。
忘れたいわけではないのに、
その辛い現実を受け止めることが怖くて
思い出さないようにしてた時もありました。
考えないようにすればするほど
その子のことを思い浮かべて
誰かといる時のささいな言動で
その子に重ねてしまっていたり
私の生活の中で
どれだけその子が溶け込んでいたんだろうって
失ってからこんなにもたくさんのことに気付かされてしまいました。
今でも全然、
この世にいないということが
もう会うことも
声を聞くこともできないということが
やっぱり全然、
信じることが
受け止めることができません。
でも私以外にも当然
若くして大切な人と死別した人はいる。
どうやって乗り越えたのだろうかと
色々と調べてみたら
いつかは私も自身もあちらの世界に行くわけですから
お土産話がひとつでも多く語れるように精一杯歩んでいこうかなと
随分経ってから思えるようになりました。
この方の言葉を聞いてから
私の心はすごく軽くなったのを今でも覚えています。
正直、その子に対しての後悔や罪悪感が強く残っていた私にとって
これがその子に対して償える
今できる最大の恩返しかなと思えたからです。
地元の友ということもあり
すぐには駆けつけられず、お葬式にも行けず、
線香もまだあげられていません。
今すぐにでも行きたい気持ちと
今すぐ受け入れたくない事実が待っているのを実感したくない葛藤
本当に、本当に、
私にちゃんと受け止め切れるのだろうかと
自分を信じてあげることができません。
安らかに眠れているの?
空から見守ってくれているの?
私が思っていることをわかっているの?
会いたかった人には会えたの?
ご家族の方とお別れすることはできたの?
愛犬たちの成長は見届けられているの?
たくさん聞きたいことがあります。
でもきっと会ったらそんな質問全部吹き飛んで
泣いてしまうんだろうなと。
夢の中でその子のご両親に会った時に、
遅くなってすみません。という言葉と共に
たくさん泣いてしまったのを覚えています。
夢を見ても忘れてしまう私なのに
その夢のことだけは
今でも鮮明に覚えています。
その子には一回もまだ会えていないのは
きっとまだ私に会いに行ってはいけないと
気を遣ってくれているのだと思います。
私がどれだけ泣き虫なのかも知っているから。
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どうか、あたたかくて明るいところで
ずっとずっと笑っていてください。
あなたが亡くなる時に
私のことを思い出してくれたかは
わかりませんが、
私は死ぬ間際までずっと
あなたのことを忘れはしません。
そしていつまでも、あなたの幸せを願っています。
地球とはお別れして違う星で暮らしていると思うから、私がそちらの世界に行く時には一緒に暮らせる家も用意しといてね。
部屋は平等にじゃんけんで決めようね。
靴箱が広くて
収納が多くて
日当たりがよくて
キッチンが広くて
鍵のいらないタッチ式のお家を選んでおいてね。
できれば近くにコンビニとか居酒屋がある平屋でお願いね。
まあその時がきたらまた未来の話をしながら、
お家探しの続きをしようか。