逃げようとしたこと

今日もお疲れ様でした。
急に寒くなりだして全然体が追いつかないですが、その分陽の光の暖かさが心地よく感じます。
季節の変わり目の体調の変化にお気を付けて。

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人間誰しも嫌なことがあれば逃げようとする。

嫌なことに限らず、面倒なことや
よくわからないこと、刺激の強いことや
人の目が多く集まるところなど

関わらなくていいなら、何事もなかったように
知らんぷりしたいものです。

今日、会社のトイレに入ったら
片方に人が入ってて、もう片方は空いていたので
いつものように入ったら
便器の奥に文字の書かれた紙のようなものがいっぱい詰まってました。

なんだこれ(　˙▿˙　)
と思いましたがいったん流してみたら
もっと詰まってしまって(あたりまえ)

とりあえず、私は無理だと思い
その場から逃げようとトイレを出たら
待っている人がいたので

「今トイレ何か詰まってて使えないです」と伝えて、違うとこのトイレを勧めました。

総務の人に連絡して終わろうと思うよりも先に

自分が何とかしなきゃという変な正義感が出てしまって、掃除用具のところからゴム手袋と袋を取り出して便器に向かいました。

とりあえず、詰まってるものをひたすら掴んで袋に入れていくと
そこに包まれていたのは大量の💩でした。

ものすごい悪臭と、予想外の量で
ほんっとに言葉にならないくらいの
ダメージを受けましたが
とりあえずなんとか耐えて、詰まりを解消しました。

朝からなんでこんなことを
自分がやらないといけないんだろうって
さっきの正義感のスイッチは途端に切れて
なんだか絶望してしまいました。

事が落ち着いたので、総務課の人に報告すると
何度もありがとうと助かったと言われました。
そしていい人だねと。

私は一瞬、本気でその場から逃げようとしました。
自分はただ見つけただけで、何も関わりないし知らないって言い聞かせてました。

でも、トイレを待っている人を見た時に

誰かがやらなきゃこのままだって思って
みんな嫌な思いするかもって思って

気づいたらトイレに戻ってて、色々頑張ってみちゃったりしてて。

この事を知ってるのは、私と、報告した総務課と
もう片方のトイレにいた人だけであろう。

トイレを詰まらせた本人は、こうなってることも知らずに仕事をしていたんだろうけど。

今となっては、自分はいい人みたいになったけど
本当は逃げようとしてたし、詰まってるのを見て見ぬふりをしようとした。
だからその気持ちを持ってしまったのは少し情けないというか、悔やまれるところである。

こんなことをしても、賞賛されもしないし
詰まらせた本人にも他の人にも届かない事だけど

見えないところで、誰かのために頑張れる人は
すごく素敵な人だと思えるからこそ、

自分がそういうことを1個出来たから、
今日は自分で自分を褒めてあげたいと思う。

もしかしたら、逃げてそのままにしてたかもしれない悪い自分も出てきたけど

でもやっぱり自分の信念というか
人としての理想の人間像があったから
この結果になったんだろうし
そういう行動ができたのかなと思う。

私にももちろん承認欲求はあるものだから
こんなに頑張ったことを色んな人に知ってもらって褒めてほしいってくらい
ほんとに大変だった出来事だけど、

それでも、たった1人(総務課の報告した人)に知ってもらって感謝されたから
それだけでも十分やった甲斐があったかなと。

褒められるために、感謝されるために、見返りを求めていい事をしたり陰で何かをしてるわけではないけど

それを続けてたら、逃げるという選択肢がなくなって無意識に誰かのために行動できる、誰かのために頑張れる人間になれるんじゃないかなと思います。

見てる人は見てる。
だけど、誰が見てなくても
自分が信じてることをやり抜く力を持ってる人は
とてもかっこいいなと思います。

こんな些細な日常の出来事だったけど、
こういうことの積み重ねを大事にしていきたいし

自分のことを尊敬してくれている人の
お手本になれるように生きていきたいと思う。

今日みた綺麗な星空も
明日は同じように綺麗に見れるとは限らない。

その時美しいと思えた気持ちを
心の中に大事にしまって

そんな一日の、一瞬の、心が動いたものを
忘れないように

大事に生きていきたい。

明日何が起こるかわからないからこそ、
今を大事に、丁寧に、生きていきたいと思います。

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逃げようとしたけど

逃げなかった自分に出会えて
ちょっと特別な日になりました。