好きって言える奴が一番かっこいい


シリーズ初戦の前日、ナーバスになることはないのか? と米記者に聞かれた大谷は、通訳が訳す前に即答した。
「Nope(いえ)」
それはなぜか?
「好きで(野球を)やってる。そのために小さい頃から練習してきていますし、こういう舞台でプレーしたいという思いでやってきているので、そこが一番。楽しみだなという方がどちらかというと大きい」

私たちには想像できないほどの努力を重ねてきて、それでもなお野球が好きって即答できるのはすごい。
大谷さんほどの人なら「俺もしんどいときやナーバスになるときはある」といってもダサくもなんともない。むしろそうして陰の努力を匂わせることもできるのに、それをしない。まっすぐに「好きでやってる」と言い切ることができる。

この言葉で、これまでの人生でまぶしかった人たちのこと思い出した。「好きでやってる」と言い切って、しんどいアピールを全くしない人たち。一方で「私はこんなに苦労してる、しんどい思いをしてる」と周囲の人たちに言わずにはいられなかった私。そりゃ彼等彼女等にかなうはずもない。そんな劣等感を引きずり続けている。

#日経COMEMO #NIKKEI

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