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ジャイアンツファンの独り言2

    交流戦が終わり、各チームともシーズンの中盤に差し掛かった。



    我がジャイアンツは23日、ヤクルト戦3タテを免れ、勝率を5割に戻した。



    昨日の試合で気になることがあった。それは阿部采配の妙だ。



    前日のゲームで、村上に決勝タイムリーを打たれた高梨を、8回先頭の村上にぶつけ、見事レフトフライに打ち取った。



   さらに、次のサンタナを迎えたところで、ケラーにスイッチ。ケラーも前日、サンタナから痛恨の2ランホームランを被弾していた。



    ケラーは結局、フルカウントからサンタナを歩かせたものの、続く山田をショートゴロ併殺に打ち取っている。



    高梨、ケラーの〝リベンジ継投〟は、阿部監督のイキな演出だった。



    「やられたら、やり返せ」。プロなら意地の見せどころである。



     この思いを強くしたのは、ふだんの阿部采配ではこれまで、ケラーを敗戦処理でおもに起用してきた背景にある。



    高梨に代わるところで、私はルーキーのセットアッパー・西舘を予想したが、意に反してケラーをぶつけてきた。



    阿部監督の男意気が感じられ、応援する手に力がこもった。



    試合後高梨は「(前日の失点をやり返す)その場を与えてもらえるのは、選手冥利に尽きます」と阿部監督に感謝。ケラーも「(前日と)同じような状況で、また投げられてよかった」とコメントしている。



    阿部監督の采配は、送りバントの多用が目立つなど、ネット民の注目を集めている。「ここでバントなの?」と疑問を投げかける向きもあろうが、新人監督として、よく頑張っていると思う。



    開幕から約3か月。ジャイアンツはとにかく打てない。貧打に苦しむなか、予想以上に投手陣が頑張っている。



     そんななか、救世主が現れた。エリエ・ヘルナンデス選手である。23日の試合でも、勝利に導く2ランホームランを放ち、フェンスに激突しながらジャンプして好捕する、スーパープレーでチームを救った。



    極度の不振に見舞われている坂本や、4番の重責に苦しむ岡本を支え、ヘルナンデスは好調・丸とともに、まさしく打線の中心である。



    これから夏場を迎え、投手陣がへばってくる。打撃陣がどれだけカバーできるかが、チームの浮沈のカギを握ってくるだろう。



    勝負どころの7月、8月をどう乗り切るか?阿部采配の妙に、大いに期待したい。



    

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