ジャイアンツファンの独り言6
16日の巨人ー阪神戦(東京ドーム)は、2-1で巨人が勝利。首位をがっちりと守った。
ここ2試合続けて完封負けを喫し、嫌な流れだったが、山﨑伊織がその流れを断ち切り、プロ入り最多128球で、7回1失点の勝ち投手に。
阪神の先発は、8勝を挙げている才木。防御率も試合前まで1.12と抜群で、その才木に投げ勝ったのだから、山﨑の1勝は大きい。
巨人は初回、才木の立ち上がりを攻め、1死1,2塁から4番岡本がレフト前に先制タイムリー。続く5番大城が3塁線に2塁打を放ち、2-0とした。
阪神もすぐさま反撃。2回2死1,2塁のチャンスで、8番小幡が左前にタイムリーヒット。1点を返した。
その後は、両チームとも好機は作るものの、あと1本が出ない展開。山﨑、才木も尻上がりに調子を上げ、投手戦を繰り広げた。
結局、序盤の得点がものを言って、巨人が逃げ切った格好だが、伝統の1戦にふさわしい中身の濃い試合だった。
この日巨人が見せた投手リレーは、圧巻そのもの。8回のバルドナードは右バッターのインサイドに直球を投げ込む「クロスファイアー」がビシビシ決まり、相手を圧倒した。
9回はクローザーの大勢。最速158キロのストレートを中心に、フォークボールの落ちも冴え、三者三振に打ち取った。
大勢は完全復活と言えそうだ。巨人の戦いぶりを見ると、先発投手が6回まで投げた際、7回は高梨、中川、ケラーがその日の状況に合わせて登板。
8回はバルドナード、9回は大勢と中継ぎ・抑えがここにきて、ようやく固まった。12球団を見渡しても、相当強力なリリーフ陣と言えるだろう。
16日現在、首位巨人から4位阪神まで1.5ゲーム差。混セを抜け出す候補は、先発、リリーフともに充実したジャイアンツが筆頭と見ている。
ただし、この日の門脇のように、ランナーを3塁に置いた場面で、外野フライを打てずに凡退したり、送りバントを失敗して見逃し三振に倒れるなど、スキを見せると、他チームに付け込まれる。
試合後のインタビューで、阿部監督は上記のことを腹立ちまぎれに語っていた。
不振の坂本が戦列に戻り、オールスター明けには、新外国人ココ・モンテス選手が加わる。ヘルナンデスのように打ってくれれば、相当分厚い打線になるだろう。
4年ぶりの優勝に向けて、ジャイアンツの進撃が始まろうとしている。
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