![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/169211998/rectangle_large_type_2_de423d5f2c07596901b909729aa1889d.png?width=1200)
この国の「相互発達段階」エリート: 中山忠直 ② (私は、日本人であるがゆえに敵を憐れむ)
私はユダヤ人が、日本建国の精神を理解せず、アメリカ、イギリス、ロシアの三国を傀儡として、日本覆滅の包囲戦を展開してきた事実を憎み、日本民族の正義と武勇にかけても争おうと決心している。否、私は十数年前からユダヤの陰謀と、血みどろに戦ってきている。ユダヤが武力よりも日本民族の精神をまず去勢しようとして、医学に教育に新聞雑誌に文学に映画に、あらゆるものに日本民族の堕落と退化を「文化」の名において行ってきたことに対して戦い抜いてきた。
しかしなお私は、日本人であるがゆえに敵を憐れむ。彼らがこの世を呪うのを怒る前に、彼らがこの呪いの民族に落ちた経歴に、とめどない涙を注いでいる。彼らが悪鬼と化したのは、世界が彼らを逆遇したことによるだろう。罪は双方にあるに相違ない。憐れむべき千古流浪の民よ、思うにあなたたちは天才民族であるだけに、天才に逆比例して運命を呪い、全人類を不倶戴天の仇として、これを奴隷化する理想を描いたであろう。この一抹の理想の自瀆なくして、どのようにして今日に栄え、イギリス、アメリカ、ロシアの実権を握ることができただろうか。敵ながらまことにあっぱれである。