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この国の「相互発達段階」エリート: 中山忠直(我ら日本国民はユダヤ民族を憎まない。彼らが日本の真情を理解せず、日本を滅亡させようと企図する心を憎む)
中山忠直
日本民族の偉大性は、今や世界の驚異となり、わが国体、国家、国民性の研究にやってくるものが徐々に増え、我が国民はそれらの人々から、国体や神道について聞かれても、誰一人として相手が納得いくように説明してやれる者がおらず、ただ失望されるばかりである。本書は幾分か、その遺憾をそそぐことができたと信じる。私は日本の国体や社会を、客観的方法で分析し、さらにその分析を総合して、再びその中心観念を組織してみた。こうして初めて日本国体の特異性が説明されるというものである。
世界は今、人類未曾有の大戦を前にしているが、日本人でありながら、否、むしろ日本人であるためにこそ、かえって国体のありがたさが、本当に分からない人たちが多く、何かと国民的信念の動揺を見るのは嘆かわしくて仕方ない。本書はこれを救うための、憂国の情から出発している。また為政者も、同じく我が国家社会の特殊性を知らないために、民族の使命を遂行するのに思い切った態度を示さない。よろしく本書によって、国家経営の大本を確立せよ
我ら日本国民はユダヤ民族を憎まない。彼らが日本の真情を理解せず、日本を滅亡させようと企図する心を憎む。そのため日本人が熱望するところはユダヤ民族の虐殺でなくて、ユダヤ民族の改心である。ユダヤ民族よ、世界の富の三分の二を独占し、しかも生命と金の保全の国なき、金持ちの国際的浮浪人(ルンペン)よ。お前らはその金をもって、いつまで狭い地球をぶらついているのか! 日本へ帰順せよ、日本は汝らを混血し融和し去るであろう。
日本は平和的手段によって、ユダヤ民族を消化し、世界反乱の癌を処分しようとする大慈悲民族である。ナチスのような徹底的排撃政策を実行せずとも、日本はユダヤを消化し処分する歴史的伝統力がある。しかしながら誤解のないことを必要とする。日本はユダヤの金力を利用しようとする素町人根性ではないことを。日本民族の天才をもってすれば、営利競争にかけても決してユダヤ民族に劣るものでないことは、ユダヤ民族自ら幾多の実例で知っていよう。日本民族はこのまま勃興して、金力的にも武力的にもユダヤを圧倒できる潜在力を持っている。
しかし争いが何になる。人類の争いは早くこれを解決して、人類全体の向上に投資し、地球の冷却に対応して、人類全体の生命の維持を図らなければならない。人類の努力は医学に集中されなければならないのである。このために日本民族は平和を理想とし、無血の改革を理想とする。日本は支那事変の勃発を悲しみ、怒りと涙の二面を持って戦っている。この戦いはユダヤ民族の企図である。ともかくも日本はユダヤの改心を望む。日本人の平和思想は、日本はユダヤに降伏するのではない。ユダヤ民族を日本に降伏させ、共存共栄を楽しむことである。