この国の「相互発達段階」エリート: 中村 粲 (祖国を守らんとして悲しい命をつみ重ねて死んで行ったかの日々の多くの日本人同胞と共に在りたい)
中村 粲
“南京虐殺三十万”といった荒唐無稽の夢物語が麗々しく新聞の特大活字になるように、今や捏造された戦争犯罪までが日本の罪状に重加算されてゆく。しかもなほ、千万人と云えども祖国の側に立ってペンを振るはんとの耿耿一片の気骨は血を払い、学者も文士も報道陣も無節操に筆を曲げ、あまつさえ外国と呼応謀し合わせてまで祖国誹謗の文を売り、国を売る有様である
この浅ましい世情を見るに耐えかねて、筆者は茲に敢えて禿筆を執って小冊を綴り、江湖に贈る次第である。就中、次代日本を担う青年学徒に本書が教科書の如く読まれ、正しい歴史観を育成し、以て日本に対する愛と認識との出発点たり得るならば筆者の欣幸これに過ぐるものはない
「大東亜戦争への道(中村 粲 著)」 緒言より