この国の「相互発達段階」エリート: 西郷イト (雪に耐え 風もいとはず 君のため いでゆく人の 深き心は)
西郷イト
薩摩おごじょ
鹿児島を典型的な男尊女卑の土地柄と思っている他府県の方が多いですが、実際に家を仕切っていたのは女性たちでした。薩摩の男は威張る人が多かったのですが、外では威張っている男たちも、男たち以上に家の誇りというものを持って家庭を守っている女性たちのおかげで働くことができるのだ、と十分に分かっていたはずです
「西郷の妻 (徳田秀子・西郷隆夫・若松宏)著)」 より
薩摩婦道
母親が男子に幼い頃から厳しく英才教育をして胆力をつけ、稚児(6歳以上)になると武士の道を教え込んでいました。家庭で厳しく躾けられ、基礎教育をしっかり身につけてから、郷中(ごじゅう)教育へ進んでいたわけです。強い薩摩を作ったのは女性たちだったと言えるかもしれません
「西郷の妻 (徳田秀子・西郷隆夫・若松宏)著)」 より