死があるから生きていける
何がきっかけかなんて覚えてないけど最近よく「生」についてよく考えている。まあ元々こういうことを考えるのは好きだから、きっかけなんてなくても考えることもある。前にもnoteで生きる意味について書いたし、定期的に生きることについて思考を巡らせている。
だが、そんなことを考える時は大体落ち込んでいる時だ。現実で何かイヤなことがあるとすぐに目を背けて自分の存在意義まで考えてしまうぐらい心が弱い人間だ。生きる意味なんてないことは分かりきっているはずなのに追い込まれるとすぐに意味を求めてしまう。なぜこんな苦しい思いをしながら自分は生き続けているのか? なんでー?
そんな中最近は「最悪死ねばなんとかなるじゃん」と思うようになってきた。どうせ死ぬからなあーと思うと日々のメンタルが安定してきた。(多分)病んでなんかないし、これはネガティブなようですごくポジティブな考え方だと自分は思っている。人生どうにもならなくなった時のために「自殺」という選択肢を用意しておく。もちろん本当に自殺するつもりはまっっったくない。だけど、心の中にその選択肢があるだけで安心して前を向けるようになる。分からない人には分からないかもしれないけど、自分はこの考え方が合っている。
影があるから光がある的な感じで、死があるから人は生きていけるんじゃないかと思う。死ぬことは痛そうで怖いけど、死なないのはもっと怖い。自分の人生に終わりがないと考えるとゾッとする。生きる苦しみを無限に味わう恐怖は死ぬ恐怖を遥かに上回っている。死というゴールに向かっていることが分かっているから前を向いて生きていける。死がなかったら生きていけない。
そんなことを考えていたらこの動画で出会った。
自分はシオランほど人生を悲観していないし、なんなら生きていて良かったと思っている。本当に死ぬ時に思い出すのも楽しかった思い出だろう。別に言うほど毎日が辛いわけでもない。ただただ性格が暗いだけですね… 昔何かトラウマがあった訳でもない。平々凡々とした人生だ。そんな自分の人生を愛している。
ただちょこちょこもう全部イヤになってしまうことがあるってだけであって、その時に自分を守るための方法をその度に考えている。確固たる方法があればいいんだけど無さそうな気もする。結局悩み続けるんだろう。
いつかは分からないけど絶対に死はやってくる。それを希望にして毎日生きていこうと思っている。