自分らしさを伝える!面接で使える自己PR術
はじめに
なぜ自己PRが重要なのでしょうか?
↑この問いは最後まで読むと分かるようになっています。
「自己PRが上手くできない」「何を話せばいいのかわからない」
こんな悩みを抱えているのは、就活生や転職を考えているあなただけではありません。日本の就職・転職市場において、約65%の面接者が自己PRに苦手意識を持っているというデータがあります。
しかし、ただ「上手く話せない」で諦めていませんか?
面接における自己PRは、あなたの可能性を大きく広げるチャンスです。特に現代では、企業が「個性」や「自分らしさ」を重視する傾向が強まっています。
そこで今回は、誰でも実践できる効果的な自己PR術をお伝えします。
1.よくある失敗パターン
まず、多くの人が陥りがちな失敗パターンを見てみましょう
1. 抽象的な表現をする
- 「責任感があります」
- 「コミュニケーション力があります」
- 「努力家です」
2. 事実の羅列だけで終わる
- 「部活で主将を務めました」
- 「アルバイトでリーダーを経験しました」
- 「資格を3つ取得しました」
3. 企業側の視点が欠けている
- 自分の経験や性格の良い面だけを話す
- なぜその強みが企業にとって価値があるのかの説明がない
-強みと企業の特徴が合わない
これらの失敗の根本的な原因は、「自分を知る」というステップが不十分なことにあります。
2.効果的な自己PR
では、どうすれば効果的な自己PRができるのでしょうか?
以下では、効果的な自己PRの書き方をわかりやすく説明します!
効果的な自己PR作成ステップ
Step 1:自己分析の深掘り
まず、以下の質問に答えてみましょう!
- 今までの人生で最も打ち込んだことは?
- その経験から何を学び、どう成長したか?
- その経験は今のあなたにどう影響している?
- それを仕事でどう活かせそうか?
Step 2:エピソードの選定
その上でエピソードを選定してもらいましょう!
そもそも良いエピソードの条件とはこんなものがあります。
1. 具体的な数値や成果がある
- 「売上30%アップ」
- 「メンバー10人をまとめた」
- 「3ヶ月で達成」など
2. あなたの強みが明確に表れている
- 行動の理由が説明できる
- 性格や価値観が反映されている
3. 企業の求める要素と結びつく
- 仕事で活かせる要素がある
- 企業の課題解決に繋がる
Step 3:構成を練る
効果的な自己PRの基本構成の例は以下のものです ↓
1. 結論(自分の強み)
2. エピソード紹介
3. 具体的な行動と成果
4. 学んだこと・身についた力
5. 企業での活かし方
効果的なフレームワーク
より良い文章にするために、以下の「4C」フレームワークを意識してみましょう!
1.Character(個性)
- あなたの核となる強み
- 具体的なエピソードで裏付けられる性格特性
2. Capability(能力)
- 実践的なスキルや知識
- 数値や具体的な成果で示せる実力
3.Contribution(貢献)
-その強みを企業でどう活かせるか
- どんな価値を提供できるか
4.Concrete(具体性)
- 具体的なエピソード
- 数値やデータによる裏付け
具体例で学ぶ:NG&OKパターン
<NGパターン>
「私は責任感が強く、最後まで諦めない性格です。大学時代の部活動では、主将として厳しい練習を乗り越えてきました。この経験を活かして、御社でも頑張りたいと思います。」
なぜNG?
- 抽象的な表現が多い
- 具体的な成果が示されていない
- 企業での活かし方が不明確
<OKパターン>
「私の強みは、目標達成に向けて周囲を巻き込む推進力です。大学のバレー部で主将を務めた際、部員に合わせた個別の練習メニューを作成。更に週1回のミーティングで進捗状況を共有する仕組みを導入するなど、新しい練習方法を提案しました。結果、県大会ベスト4まで進出することができました。この経験から、目標設定とプロセス管理、チームビルディングの重要性を学びました。御社の営業部門でも、チームの目標達成に向けて、メンバーの強みを活かした戦略立案と実行に貢献したいと考えています。」
なぜOK?
- 具体的な数値と成果がある
- 行動のプロセスが明確
- 企業での活かし方が具体的
先ほど述べた、効果的な自己PR作成ステップに則り作ってみました。
これぐらい具体的に書かれていると良いと思います。
文章が長くなってしまう!という意見もあるかと思いますが、これぐらいの分量でないと伝わらないと思いますし、自己PRではこれくらいの文量で問題ありません。
3.面接直前!実践的なテクニック
1. 話し方のコツ
- 結論から話す
- テンポよく、かつ抑揚をつける
- 重要なキーワードは少し間を置く
2. 非言語コミュニケーション
- 適度なアイコンタクト
- 前のめりの姿勢
- 自然な手振り
3. 質問対策
よくある質問とその意図 ↓
- 「具体的にどんな行動を?」 → 実行力の確認
- 「なぜそうしたの?」 → 思考プロセスの確認
- 「その経験から何を学んだ?」 → 成長意欲の確認
自己PR成功のための3つのポイント
1. 自己分析を徹底する
- 経験の棚卸し
- 強みの言語化
- 価値観の明確化
2. 具体性にこだわる
- 数値による裏付け
- 具体的なエピソード
- 明確な成果
3. 企業視点で価値を伝える
- 業界研究
- 職種理解
- 貢献イメージの具体化
4.練習してみよう!
このガイドを読んだ後、以下の手順で、お近くにいる友達や先生、家族と自己PRを練習してみましょう!
1.作成ステップに基づいて書いてみる
2. それぞれの経験について4Cフレームワークで整理
3.具体的に書かれているか確認する
4. 練習してフィードバックをもらう
継続的な改善を重ねることで、必ず効果的な自己PRができるようになります。
しかし、完璧な自己PRを目指すあまり、個性を失わないようにしましょう。
企業が求めているあなたの「強み」は、あなたらしさの中にあります。
このガイドを参考に、あなたらしい自己PRを作り上げてください。
自己PRは、企業とあなたをつなぐ重要な架け橋です。
しっかりと準備して、自信を持って面接に臨みましょう!
5.おわりに
少子化の中で、専門的知識を持つ人や、リーダーシップを発揮できる人、コミュニケーション力が高い人などが求められてきています。
だからこそ、今の時代に自己PRが重要になってくるわけです。
この機会に自己PRについて考えてみませんか?
もしエピソードがない! いっぱい書けない!という人は、インターンに行ったり、イベントに積極的に参加したりして、少しずつ作っていきましょう!
就活している人は忙しいかもしれませんが、1.2年生や、やりたいことがみつかっていない人などはぜひ、そういった機会を増やしていきましょう!
FIND TO DO「人の夢と希望のブースターになる」