派手なパンツとソックスが彩ってくれる

私の深層心理では「自分は地味である」と思い込んでいるのかもしれない。
昔、ふと答えた心理テストでちょっと恥ずかしい体験をした。

「好きな色と好きな理由は?」

ぜひみんなも考えてみてほしい。

どうだった?

理由は?

「視覚的な好みだからなんとくなくだろww
その色を好きである理由なんて考えたこともねぇよ」って思うだろう。
でも考えてほしい。

私は黄色と答えた。なんなら金色。
自分はシンプルな服装が多いから
黄色や金色があると華やかで映えて見えるから。

これでわかることは
パートナーに求めることらしい。

なんとなく感覚的にはわからなくもないが
例外はもちろんあるだろう。って思っていたが
私は図星を指されたな気がした。

全員ではないが、過去に付き合った女性は
コミュニティ内で目立つ人のことが多かった。
そして彼女らは
「え、さとうと付き合ってるの?」
って言われることが多く、意外な顔をされる。

これが自分にはとても心地よかった。

「意外性」と「目立ち」
この2つは私の言動力といっても過言じゃないのかもしれない。

しかし、どこか堅実な部分があるのか
服装に関してはミニマリスト寄りで
気に入ったものしか身に着けないし、そもそも買わない。

私のプライベートのワードロープは
同じ型の色違いばかりだ。
お店のディスプレイのように
同じものが並ぶのである。

いつ見ても同じようなシルエットの色違い。
しかも黒、ネイビー、グレーがほとんど。
まさしく地味なワードロープなのである。

私は人前に出て目立ちたいのではなく、
「知る人ぞ知る、話題にあがるあの人」程度でいい。
それ以上はなぜか望まない。

何度か「インフルエンサーを目指そう!」
「顔出ししていこう!」って思ったことがあるが
いまひとつ気が進み切らない。

この相反しているような2つの空気のはざまを
歩むのに、もっとも長続きしたのが
パートナーが目立つことである。

パートナーが目立つように、センス良いものを買い与える。
惜しみなく与えていく。
そのために自分がさまざまなモノを見て回るのも
まったく苦じゃない。

この充実感をひとりで味わう方法を数年前に見つけてしまった。

派手なソックスやパンツを身に着けることである。
パンツはスラックスやトラウザーのことではなく
肌着のパンツである。

最近買ったパンツは紫と紺のボーダー柄である。
ちなみに、これは無印良品で売ってた。
「まさか無印でこの柄を買うとは!!!」
っていう感覚もまた、楽しくて仕方がなかった。

靴下で遊ぶひとは比較的多いだろう。
柄物はHappySoxやタビオでも多く扱っている。

地味な服装の人が歩くたびに
派手な柄がちらちらとこちらを覗くのである。
まるで深淵である。

スーツで働いていたころも
ソックスだけはふざけていた。
あとは普通。センスの良し悪しもない程度に。
ソックスだけは、ふざけていたい。

地味な人なのに足首だけは…

「意外性」と「目立ち」である。

ちなみに派手なソックスの寿命は短い。
ソックスは生地をある程度引っ張らないと履けないものである。
柄のために編み方が均一でないため
切り替わり部分から破れることが多い。

ソックスをすてるとき
アンディと離れ離れになるウッディと同じ気持ちになる。

パートナーで、パートナーを彩り、充実感を感じ
アンダーウェアで服装を彩り、充実感を感じる。
謎の組み合わせであるうえに
同一視したくない組み合わせである。
でも得られる感覚はどこか似ている。

おれーがついーてるぜー
ってことなのかな。

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