知識ってタイムラグだ
読書をしない人は気づいていないのかもしれない。
独学で何かを習得したことある人なら
気づいている人もいるかもしれない。
自分に直接的な有益性がないこと以外は
学びたくないという人は体感すらできないだろう。
なにかしらの知識が必要になったとき、
それから学ぶようでは遅い。
知識が既にほしかったはず。
必要になったときに、しかるべき知識を持っているには
前もって学んでいた、もしくは知っていたということが望ましい。
私はここ数年で
過去に触れてきた知識や経験が
あらゆる場面で活かされている。
まるで走馬灯の中で自分が生きているかのような感覚だ。
そのたびに
「なんでそんなこと知ってるの?」
「それはどこで学んだの?」
といった疑問を投げかけられるが
いつも、なにか形式的な違和感を感じている。
なんでって言われても、なんか知っている、
または
「むかし、こんな仕事をしていて」とか
「ふと気になった経験があって、その時調べた」とか
「こんな処遇に置かされたことがあって」とか
学びの場で学んだことはほとんどない。
あったとしても、それを活かして自分の経験にしたことくらいだ。
「三角関数なんて大人になったら使わない」って言われるが
私は使った。
円周角の定理や微分の考え方も
活用できるタイミングがあったから使ったよ。
なんなら自分で確率論の勉強をしたくなったタイミングがあったから
数1Aや数2Bの範囲を大人になって学び直してこともあった。
使えるから学ぶんじゃない。
学んだから使えるんだ。
みんなが頭を悩ましているなか、
「これに近いことを読んだことあるけど、どの本だっけな。」
って自分の中にライブラリーがあって
ヒントにたどり着けるだけでも学んだ甲斐があったと感じる。
もちろん、確証バイアスに陥ることもありますけどね。
日ごろから、興味関心があることは学ぶ。
興味関心が全くないことに触れることも
なかなかに珍しいので
それもまた学びのチャンスだったり。
とにかく、得られる情報は得る。
自分の人生に何が起きるかなんて
誰もわかっちゃいないのに
自分に必要かどうかを取捨選択できるっていうのは
おかしな話ですよね。
「あのとき学んどいてよかった。」
って思える回数を増やすためにも
いろんな事をあらかじめ学んでおく。
知識ってタイムラグだ。
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