【第2回】僕がアトピーと本気で向き合うと決めた日〜壮絶なリバウンドとの戦い〜
1. ステロイドをやめた最初の2週間
ステロイドをやめた直後、 最初の2週間は意外と大丈夫だった。
もちろん痒みはあったが、「耐えられないほどではない」と思っていた。
「もしかして、意外とこのまま乗り切れるんじゃないか?」
そんな淡い期待を抱いていたが、それは 完全に間違いだった。
2. 地獄の始まり
ステロイドをやめて2週間が経過した頃、異変が起こり始める。
最初は 顔が少し赤くなる程度 だった。
「少し炎症が出てるのかな?」と思ったが、それは 序章にすぎなかった。
数日後——全身が腫れ、痒みが爆発する。
• 顔が赤く腫れ上がり、熱を持つ
• 腕や首がぐじゅぐじゅになり、血が滲む
• 全身がかさぶただらけになり、剥がれてまた血が出る
• お風呂に入ると傷口がしみて激痛が走る
特に 朝起きた時の布団が最悪だった。
かさぶたが剥がれた 皮膚の破片が布団の上に大量に落ちている。
「俺の体、大丈夫なのか?」と 本気で恐怖を感じた。
3. 精神的に追い込まれる
リバウンドが始まってから、どんどんメンタルがやられていった。
(1) 鏡を見るのが怖い
朝起きて 顔を鏡で見ると、昨日より悪化している。
• 肌が腫れて突っ張る
• かさぶたが割れて血が滲む
• ゾンビのような見た目になっていく
「うわ…マジでやばいな…」
自分の顔を見て、そう思わずにはいられなかった。
(2) 外に出るのが怖い
肌がこんな状態で 人と会いたくなかった。
でも、 意外と周りの人は気にしていなかった。
「大丈夫?」と聞かれることはあったけど、 嫌悪感を示されたことはなかった。
結局、 一番気にしていたのは自分自身 だった。
4. コロナ禍が救いだった
幸いなことに、この時期はコロナ禍だった。
• マスクで顔を隠せた
• リモートワークが増えた
• 車移動が多く、人に直接会う機会が少なかった
もしコロナがなかったら、 もっと精神的に追い込まれていたと思う。
5. 「やっぱり薬に戻そうか?」
正直、 何度もステロイドに戻ろうかと思った。
• 寝ている間に無意識に掻いてしまい、朝起きると血だらけ
• お風呂に入ると痛すぎて叫びそうになる
• 顔が腫れて突っ張り、まともに笑えない
でも、 ここで戻ったらまた同じことの繰り返し だとも分かっていた。
「これを乗り越えたら、きっと治る…」
そう信じて、 耐え続けることにした。
6. 乗り越えるためにやったこと
ステロイドをやめた後の リバウンドは避けられない。
でも、 少しでも楽にする方法 を模索しながら生活した。
(1) 食生活の見直し
• 砂糖・揚げ物を控える
• 白米・小麦の摂取を減らす
• 野菜中心の食事に切り替える
• 酒・タバコをやめる(特にビールは痒みが出る)
特に 自然派ワインは意外と問題なかった のが驚きだった。
(2) スキンケアは最小限に
• 保湿をやめ、肌が自力で回復する力を信じる
• ティーツリーオイルをたまに塗る
スキンケアを極力シンプルにしたことで、肌が本来持つ回復力を取り戻せた 気がする。
(3) とにかく「耐える」
リバウンドの期間は どうしても時間がかかる。
だから、 「焦らずに耐えること」 が何よりも大事だった。
7. まとめ
• ステロイドをやめて2週間後から、リバウンドが始まった
• 顔が腫れ、血が滲み、全身がかさぶたで覆われた
• メンタルが崩壊寸前だったが、コロナ禍が救いだった
• 「やっぱり薬に戻そうか?」と何度も思ったが、耐えた
• 食生活の見直しとスキンケアのシンプル化で、回復を促した
次回予告
「【第3回】生活習慣を変えて気づいたこと 〜食事・運動・スキンケアの見直し〜」
ステロイドをやめた後、 「生活習慣を整えないと根本的な改善にはならない」 ことに気づいた。
• 何を食べると痒みが出たのか?
• スキンケアはどこまでシンプルにすればいいのか?
• 運動や日光の影響は?
次回は、 生活習慣の見直しと、その効果 について詳しく話していく。
【第1回・第2回を通して伝えたいこと】
ステロイドをやめると、 必ずリバウンドが来る。
それは 想像以上に辛く、メンタルも崩壊しかけるほど だ。
でも、それを 乗り越えた先に、根本的な改善がある。
僕は この地獄を耐えたことで、少しずつ回復の兆しを感じることができた。
次回以降では、 具体的に何をして乗り越えたのか を詳しく解説していく。
同じように アトピーで悩んでいる人の助けになれば嬉しい。