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合理的な音楽の聴き方を考えてみた。

皆さんは、日常的に更新する音楽プレイリストを持っていますか?

はじめに

Apple Music、Spotify などの音楽配信サービスを使っている人は、お気に入りの曲を集めたプレイリストを一度は作ったことがあるのではないでしょうか。
そんな、多くの人が持っているであろう、「日常的に更新されるプレイリスト」という条件付きで、短時間でも満足感を得られやすい聴き方を考えてみました。

結果から言うと、「追加日の新しい順に聴く」ということです。
その理由を以下で説明していきます。

プレイリストの「曲構成」と「再生順」

の日々、みなさんはたくさんのプレイリストをお持ちだと思います。
「好きなアーティストのプレイリスト」
「春先に聴きたいプレイリスト」
「通勤・通学中に聴くプレイリスト」などなど。

そんなプレイリストは自分の日々の思考や感覚の集大成なのかもしれません。
その作り方に気を使っている人は結構いると思うのですが、聴き方(聴く順番)にこだわっている人って少ないような気がします。
一部、人生変わったレベルの「殿堂入り曲のプレイリスト」だと自分のオリジナルに並べ替えている人も結構います。
ただ、日常的に曲が入れ替わるプレイリストってループとかシャッフルで適当に聴いていませんか。

以下は、自分も含め多くの人が使っているであろう3パターンの曲順です。
(追加日が最も古い曲を1、新しい曲を9とします。)

パターン①(一般的なループ)
1→2→3→4→5→6→7→8→9→1=最初に戻る

パターン②(一般的なシャッフル)
1→8→6→3→2→4→9→7→5→1=最初に戻る

パターン③(自分がちょっと聴きたいかもと思う曲を始点とするループ)
6→7→8→9→1→2→3→4→5→6=最初に戻る

上記の共通点なのですが、完全な無造作もしくは、始点は違えど過去→現在への曲順になっているんです。
でも、これってどこか今一番聴きたいであろう8・9あたりの最新曲がくるまでまどろっこしくないですか。

情報過多・忙しい社会に不適合な「再生順」

CD・レコード世代のみなさんは分かってくださると思います。自分の好きな曲まで我慢しながら曲を聞いた経験。
我慢というと一曲一曲に想いを込めて作っているアーティストに失礼ですが、ここでは好みの曲という話なのでご了承ください。
我慢・待ち遠しさ、それが楽しみであり、もどかしさでした。

昔はそれで良かったかもしれません。
しかし、これだけ多くの曲に一瞬にしてアクセスできる社会において、
熱量を傾けられない曲を聴くというのは時間が勿体ない
ように感じます。
(この議論は賛否両論あると思います)

そこで提案するのが、冒頭にも説明したように「作成日の新しい順番に聴く」ということです。

情報過多・忙しい社会に適合する「再生順」

順番でいうと、上記パターン①の逆ループです。
「9→8→7→6→5→4→3→2→1→9」

これは、初期設定である追加日が古い→新しい順に並んでいるプレイリストの昇順・降順を入れ替えて、一般的なループ再生をするという簡単な方法です。
曲を新たに追加すると、プレイリストの一番上に来ます。

この順で並べることのメリットは熱が入りやすく、冷めにくいと言うことです。

この逆ループは、直近で気に入った曲から再生されます。
だから、聴き飽きててくるであろう曲はプレイリストの後ろの方に回ります。
それでも、聴きたいと思う曲を、殿堂入りプレイリストに入れてください。

最新の100%今聴きたい曲から99%、98%と聴いた満足感の高い(であろう)曲が並べば、たとえ10分の移動でも楽しくなるんじゃないでしょうか。
そして、常に曲を足し続ければ、「短時間に何を聴こうか」「プレイリストのどこから曲を聴こうか」迷い・判断し・長い時間スマホを触る必要もありません。

暇なときに聴きたい曲を追加していくと、飽きた曲が後ろの方にくるので、
心ときめかなければサヨナラしましょう。※目安は先頭から100-200曲目くらい。
消す前に「過去に聴いた曲プレ」に入れてもよし。(たまにシャッフル再生すると結構いいですよ。)

そして飽きない曲を殿堂入りプレイリストにいれることで、
自分の殿堂入りプレイリストの精度を上げることにも繋がります。
(一時的な流行りお気に入り曲を殿堂入りプレに入れる確率が減ります。)

まとめ

簡単にやり方だけまとめておきます。

①日常的に曲が流動するプレイリストを作る。
②曲を最新順に並べて、頭から聴く。
③頭から聴いて、今後聴くことがないであろう曲数を古い順に消す。
 
④消す過程でこれもっと聴きたいなと思う曲を「鉄板・殿堂入りプレ」に。
⑤暇な時に探したり、どこかで聴いた曲を「流動プレ」に入れる。

もちろん、音楽を合理的に聴くだけがすべてではありませんが、
通勤中などに「音楽を聴く」という行為の満足感をより高いものにし、
少しでも現実の世界で、活力に溢れた日々を過ごせるように
今回の提案をさせていただきました。

よければ、試してみてください。




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