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プライオリティ・パスって?クレジットカードとの関係

こんばんは!BUDOUです。
今日はプライオリティ・パスについて調べてみました。
私は、プライオリティ・パスの語感から、飛行機で優先的に乗れる権利くらいのサービス想像をしていたのですが、どうやらそうではないようです。


1. プライオリティパスとは

プライオリティ・パス(企業名)

プライオリティ・パス社は1992年にイギリスで創業された企業で、空港ラウンジやリフレッシュ施設、レストランなどを利用・優遇利用できるサービスを提供しています。同社Webサイトによると、

今から30年以上前、弊社の創業者は出発ロビーの喧騒に包まれながら、プレミアムクラスの航空券を持つ人々が、静かで特別感のある航空会社の空港ラウンジを楽しんでいるのを目にしました。

そこで彼は、プライオリティ・パスをつくることを決意したのです。誰もが利用できる手ごろな価格でありながら、旅行に洗練されたひとときを求める方には特別感を提供できるクラブ。言い換えれば、大勢の中の一人としてではなく、いつでも最高の顧客として扱ってもらえる場所をつくることにしたのです。

プライオリティ・パス社Webサイト「会社概要」

とのことで、大衆向けに空港ラウンジサービスを提供することを目的として創業されたようです。

プライオリティ・パス(サービス名)

プライオリティ・パスは年会費制のサービスで、3つのプランがあります。
どのプランでも同伴者や無料枠を超えた場合の本人の利用料は一律で35ドルです。
(価格は全てアメリカドルベース)

  • スタンダード

    • 年会費:99ドル

    • 無料利用枠:なし

  • スタンダード・プラス

    • 年会費:329ドル

    • 無料利用枠:10回

  • プレステージ

    • 年会費:469USD

    • 無料利用枠:無制限

価格帯を見ていただければわかるように、空港ラウンジが好きな方や、年に数十回〜数百回空港を利用するビジネスマンでプレステージに入るあれば嬉しいサービスなのかもしれません。

2. プライオリティ・パスとクレジットカードの関係

プライオリティ・パスとクレジットカード

クレジットカードの中には、付帯サービスとしてプライオリティ・パスに追加料金無しで入会できるものがあります。
上記のように、プライオリティ・パスはスタンダードプランでも価格が99ドル(= 15,000円程度)のサービスであり、ゴールドカードやプラチナカードの中でも高価格帯のものに付帯していることが多いです。

プライオリティ・パスが付帯する主なクレジットカード

年会費が高いクレジットカードには付帯していることが多く、例えばアメックスについては、グリーンカードを含めた全ての券種に付帯しています。
ここでは、年会費30,000円以下の安価なクレジットカードで、プライオリティパスが付帯しているものを3つご紹介します。
noteにはAmazon以外のアフィリエイトリンクは貼ることができないようなので、利害関係なくおすすめなカードを載せることとします。

楽天プレミアムカード
年会費:11,000円
プライオリティ・パス回数制限:5回まで(2025年1月〜制限開始)
プライオリティ・パス利用可能施設制限:なし

https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-premium-card/

JCBゴールド・ザ・プレミア
年会費:16,500円
プライオリティ・パス回数制限:なし
プライオリティ・パス利用可能施設制限:空港ラウンジ、日本国外の提携施設のみ(2024年10月31日〜制限開始)

三菱UFJ・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

年会費:22,000円
プライオリティ・パス利用回数制限:
プライオリティ・パス利用可能施設制限:空港ラウンジのみ(2024年10月1日〜制限開始)

3. クレジットカード各社の動向

先ほど挙げた3つのクレジットカードのうち、全てについて2024年後半〜2025年にかけて利用回数や利用可能施設の制限が予定されていることにお気づきでしょうか?

どうやら、最近ではプライオリティ・パスが濫用されて利用回数が多くなったり、マナーが悪い利用者が増えることでクレジットカード各社の負担が大きくなり、各社制限に動いているようです。

こちらの記事で印象的なのは、特に飲食店利用について、「成田空港で3,000円を超える高級すき焼きが無料で食べられるなどの特典があり、実質何度でも利用できるのが費用負担を増大させた」とのコメント。
実際に三菱UFJニコスは利用可能施設制限の発表に際し、「利用回数の急激な増加により、費用負担が苦しいです」とのコメントを発表しています。

クレジットカード各社の顧客獲得争い激化によりインフレしていたラグジュアリーな特典ですが、顧客側がサービスを熟知し活用するようになったことに伴い、落ち着く局面にあるのかもしれません。


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