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複雑でわかりにくい?三井住友銀行のOlive

こんにちは!BUDOUです。
今日は、三井住友銀行と三井住友カードが共同運営するOliveについて書きたいと思います。


1. Oliveとは?

金融4サービスを一元管理できる

Oliveの大きな特徴は、
・口座
・クレジットカード
・SBI証券
・保険
が1つのアプリで管理できることです。

従来は同じ企業が提供しているサービスであってもアプリが別れており、一元管理のためには家計簿アプリなどへの紐付けが必要でした。
以下の記事でも書きましたが、支出や資産がバラバラしていることが管理を難しくする要因なのです。

Oliveは収入・支出・資産の一元管理を可能にする新サービスです。

Oliveフレキシブルペイ

Oliveのもう一つの特徴が、一枚のカードで

・クレジットカード
・デビットカード
・ポイント払い
・キャッシュカード

の機能を使える点です。
ATMで利用すればキャッシュカードとして利用できるほか、
アプリ上で切り替えることで、

・クレジットカード機能を使って翌月払い
・デビットカードで即時引き落とし
・ポイント払いで貯まったvポイントを利用

を行うことができます。
後述しますが、この切り替えが少し難しいポイントのようです。

2. 三井住友カード(NL)との違い

三井住友カード(NL)は三井住友フィナンシャルグループの三井住友カードが運営している、一般的なクレジットカードです。
oliveとは異なり、1枚のカードで複数機能や口座情報などを一元管理することはできません。

一方で、三井住友銀行以外を引き落とし口座にすることができるため、他の銀行を使いながらポイントを貯めたり、SBI証券連携の特典を受けたい場合などには、三井住友カード(NL)を選ぶと良いでしょう。

3. Oliveを使うメリット

前述のように、金融サービスの一元管理や一枚のカードで複数機能を使えることはoliveの基本機能ですので、ここではそれ以外にOliveを利用するメリットについてご紹介します。

ポイント還元が最大20%

Oliveフレキシブルペイ利用した場合、ポイント還元率は最大20%となります。

年会費無料のスタンダードカード通しを比較すると、三井住友カード(NL)と比較すると、三井住友カード(NL)が最大15.5%である一方でOliveフレキシブルペイでは20%となっており、住宅ローンや外貨取引などを三井住友銀行で行う場合にはoliveを活用した方が付与率が高いことがわかります。

Oliveと三井住友カード(NL)の違いは?併用できる?選び方を比較して解説

Oliveアカウント特典

基本特典として三井住友銀行の本店・支店ATMや振込手数料無料特典があるほか、
「選べる特典」があります。

・コンビニATM手数料無料
・ポイント手数料無料
・ポイント付与率UP

の中から一つ選び、適用させることができます。
ライフスタイルに合わせて特典を選べるのは嬉しいポイントですね。

4. Oliveの問題点

カード種別の切り替えができない

Oliveフレキシブルペイでは、カードのランクに「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」の3種類がありますが、これを選べるのは新規の申し込み時のみで、切り替えを行うことができません。

普通のクレジットカードのようにOliveカードを2枚持ちすることはできず、切り替えたい場合はいったん解約してから新規申し込みとなるようです。
そうすると、カード利用額の積み上げにより得られる特典をより大きくするいわゆる「修行」をやりなおすことになり、一般的なクレジットカードよりも不利な条件になってしまいます。

機能の切り替えがわかりにくい

Oliveユーザーの声として、カードの機能が今どうなっているのかがわかりにくいというものがあります。
Oliveフレキシブルペイではカード1枚でクレジットカードやデビットカードなど異なる機能を利用することができるため、決済時にどの方法で支払いたいかをアプリ上で切り替えます。

当然ですが、物理カードやApple Pay上のカードの見た目が変わるわけではないので、実際の支払いの時に「今何で払っているのか」がわからず、クレジットカードで払いたいのに間違えてデビットカードで払ってしまう、というようなことが起こるようなのです。

5. まとめ

メリット・問題点を踏まえると、
Oliveフレキシブルペイを使うべきは、

・複雑な機能を使いこなせる人
・クレジットカードに加えてデビットカードも使う人
・よりたくさんポイントを貯めたい人

と言えます。Oliveは2023年3月に開始したばかりですので、今後機能や特典の改善が見られるか、注目したいところです


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