健康経営が経営の投資になる3つの理由
突然ですが、「健康経営が経営の投資になる」と聞いて、
あなたはどう感じますか?
「本当かな、、、?」
「そうは思えない」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、
健康経営コンサルティング自己宣言を行っている
株式会社FiNC Technologies (以下「FiNC」)ウェルビーイングビジネス部の健康経営エキスパートアドバイザーが、
「健康経営が経営の投資になる」ことについて紐解いてまいります。
この記事を通して、なぜ「健康経営が経営の投資になるのか」を
ご理解いただけることと思います。
そもそも投資とは
「投資」という言葉をよく耳にするようになった昨今。
ことお金に関してよく聞きますが、
あなたは、未来のために投資を行う派でしょうか?
それとも、今が満たされていればとりあえずOK派でしょうか?
投資は何も「お金」についてだけでは無いと、考えています。
健康も利益を得る目的という意味では投資の一つでは無いでしょうか。
もしも、その健康のへ投資が企業の経営をも変えていくものだとしたら、
企業が大きく良い方向へ変わるとしたらいかがでしょうか。
従業員の健康を経営的な視点で捉え、戦略的に実践することを
「健康経営®」※といいます。
企業理念に基づいた従業員への健康の投資が結果的に業績の向上へ繋がると
考えられています。
※健康経営®は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
では、実際に健康経営という「投資」に取り組むと
企業はどう変化するのか、について3つの点からお伝えいたします。
1.企業理念の浸透
従業員は企業にとって重要な経営資源と言えます。
以前は、従業員はコストとして考えられることが多くありましたが、最近では、資産として投資をしようという考え(人的資本経営)も進んできています。
事実、健康経営に実際に取り組んでいる多くの企業では、
「なぜ、取り組むのか」「取り組むことによって、目指すところは」「従業員にどうなってもらいたいのか」という経営者の思いも伝えています。
従業員の健康や個々のモチベーションは経営の生命線です。
さらには「健康」を通じて従業員に寄り添うことも可能になるため、経営問題の解決にも繋がります。
従業員は、「うちの社長・会社は私たちのことを考えてくれているんだ」
「良い環境のこの職場で仕事をしていきたい」と感じられることでしょう。
経済産業省の資料でも、
健康経営を経営理念に掲げて施策を実施することは、企業の利益率にプラスの影響をもたらす。
といったデータも出ています。
2.労働生産性のUP
「労働生産性」を辞書で引いてみると次のように示されています。
”就業者一人当たりが働いて生み出す付加価値の割合。”
※引用:辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書
つまり、企業の従業員が発揮できる”力”のことです。
当然ではありますが、”力”を発揮するにはその土台がしっかりとしていないと 頑張っても”力”は出ません。
「健康」が土台となることは、言わずもがなですね。
NPO法人健康経営研究会では、下図イラストで整理されています。
エンゲージメントやウェルビーイングといった言葉が多く聞かれますが、そもそも土台となる心身の健康が無ければ、エンゲージメントもパフォーマンスも上がらないよね、という考え方です。
アメリカの健康リスクと労働生産性に関わる先行研究では、従業員の健康は労働生産性に影響していると示されています。
健康リスクの数が増えるほど
アブセンティーイズム、プレゼンティーイズムによる労働生産性の損失割合は上昇傾向であることが示されました。
特に、プレゼンティーイズムによる労働生産性は大きな損失に繋がっています。
※アブセンティーイズム:何らかの病気によって会社を休む状況
※プレゼンティーイズム:出勤はしているが体調がすぐれず生産性が低下している状況
また、大手企業を対象に行った健康スコアと一人当たり利益の関係性では、
健康スコアが高いほど、一人当たり利益が高いという結果が示されています。
さらに、人材採用・人材定着は企業にとってとても大切です。
健康経営を行なっている企業は、離職率が低い傾向にあります。
離職率が高い企業では、次のことが考えられます。
①教育、人材採用コストが無駄になる
②企業独自のノウハウが蓄積しにくい
③技術の伝承がしずらく、生産性が低下する
これらを防ぐためには、従業員のワークエンゲージメントの向上と従業員にとって働きやすい環境を整えることも重要なことです。
※ワークエンゲージメント:仕事に対する熱意・没頭・活力がそろい、積極的で充実した心理状態
3.企業イメージUP
「健康経営=企業イメージUP」に繋がっているイメージはありますか?
ほとんどの方が「Yes!」と答えるのではないでしょうか。
では、企業のイメージとはどのようなものでしょう。
また、健康経営を行うことが企業イメージにどのような影響を与えそうでしょうか。
健康経営を行うことで得られる企業イメージUPは次のことがあると言われています。
①企業の知名度の向上
②従業員からの信頼感の向上
③学生からの魅力度UP
人が集まりやすくなることで採用コストが削減されたり、
従業員からの信頼感向上により、職場定着にも繋がります。
事実、健康経営を推進している企業からは社内外から前向きな反響があったとの声が上がっています。
学生の6割以上が、
「健康経営に取り組んでいるか」が就職先を決める際の決め手になると回答しており、働く職場に望むものとして、「心身の健康を保ちながら働ける」が最も高い関心を得ています。
健康経営に取り組み、企業イメージUPによって、
優秀な人材の確保・定着→売り上げの向上→企業イメージの向上と
「正のスパイラル」が生じます。
まとめ
「健康経営が経営の投資になる」
その理由は、企業理念が浸透し、労働生産性UP、企業イメージUPにより、優秀な人材確保・定着、売上の向上に繋がるからです。
・企業理念の浸透
↓
・労働生産性UP
↓
・企業イメージUP
↓
・優秀な人材の確保・定着
↓
・売上の向上
もちろん、「健康が大事という考え方は理解できるが、
本当に成果につながるのか。投資対効果が分かりづらい。」といった反応も多くいただきます。
経産省でも、健康経営での成果・アウトプットに重きをおき、
成果の開示を健康経営優良法人といった顕彰制度では求めています。
今後、より多くのメリットが出てくることを期待しています。
また、
「健康経営が経営の投資になるとは理解しつつも、何から始めれば良いかが
わからない、、、」
と思う方もいらっしゃるでしょう。とても分かります。
なぜなら、単独で健康経営に取り組むのは、簡単なこととは言えないからです。
取り組みや効果を確認しさらに改善していくには、しっかりそのプロセスを伴走し、サポートする役が重要です。
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