失敗できない40代転職:「これだけは面接で言わないでほしい!」面接官からの切実なお願い。
はじめに
この記事では40代の転職希望者へ向けて、面接で絶対に避けるべき発言をご紹介します。
私は現在外資系企業の人事部長を兼務している40代前半男性です。採用の責任者として、月に30〜40人の選考を行なっています。
今回ご紹介するのは、実際に面接で目にした「即お見送り決定発言」6選です。
これらは、候補者が言った時点で、私は面接を終了して不採用決定にするくらいアウトな発言です。
面接官を失望させる発言
結論から
結論から言うと、アウト発言6選はこちらです。
私は指示に従って何でもこなせます
今の職場で学べることは全て学びました
落ち着いたらやります
すべてクリアになりましたので質問はありません
周りの評価は気にしません
自分のこだわりは譲れないです
一つずつ解説していきます。
1.「私は指示に従って何でもこなせます」
この発言は、自己アピールに繋がらず、ただ従順であることをアピールするだけです。面接官からは、主体性に欠けると評価されてしまうでしょう。
また、「指示に従う」という受け身の姿勢は40代の転職者には求められません。自らリードできる存在であることをアピールしましょう。
2.「今の職場で学べることは全て学びました」
この発言は、自分の視野の狭さを表しています。責任が重くなればなるほど、学ぶべきことは増えていきます。
全て学んだつもりになっているのは井の中の蛙であることが明らかで、それに気付くことすらなく面接で「全て学んだ」と言い切るのは、自らを省みることができないという証拠になります。
3.「落ち着いたらやります」
仕事ができる人は「落ち着いたら」という状態が来ないことを知っています。この発言は、作業だけを任されてきた人の発言であると評価されます。
チームを引っ張る40代に求められるのは、目の前の作業を片付けることではなく、チームとしての成果を出すための優先順位を付け、リードすることです。
4.「すべてクリアになりましたので質問はありません」
質問が思いつかない、今のところ自分に見えている範囲には疑問はない、ということは問題ありませんが、入社前に全てクリアになるはずはありません。
この発言をした瞬間に、「この人は考えが浅いな」と評価されます。
5.「周りの評価は気にしません」
一見自分の軸を持っているアピールに聞こえるこの発言は、自己中心的な印象を与える可能性があります。採用企業はチームリーダーとしての素養を求めています。
会社員である以上、仕事で優先すべきは会社の指示です。周りの評価は気にしない人は、「優先すべきことを自分の軸で決める人」と評価されてもおかしくありません。
大なり小なり組織をリードする40代に期待されることは「一匹狼」ではなく、リーダーです。リーダーは組織として求める結果及び、結果を出すためにチームを動かすことを求められます。
6.「自分のこだわりは譲れないです」
この発言も一見カッコよく聞こえますが、面接官からすれば、柔軟性や協調性に欠ける人と評価されます。
繰り返しになりますが、40代は、チームの一員として自分の意見を主張しつつ、周りと協力して成果を出すことができる人材が価値を持ちます。
極論を言えば、「自分の軸をどうしても捨てられないなら個人事業主をやれば良い」のです。
まとめ:40代に求められること
以上が、面接で避けるべき発言の例です。40代の転職では、自分の強みや経験をしっかりアピールすることも大事ですが、それを会社の求めるものにいかにマッチさせて価値を生み出すと思ってもらえるかが成功の鍵です。
このことを肝に銘じて、ぜひ転職を成功させ、自分が活躍できる新天地を探し出して下さい。