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【アイディア#1】買い物リストゲーム

 ご家庭で試していただきたい、ちょっとしたフィナンシェなアイディアをご紹介します。初回は、幼い子どもとの買い物を楽しくする方法。

 お店ではちゃんと子どもの目線に合わせて、魅力的な商品がたくさん置かれ ています。魅惑されずに必要なものだけを買う、欲しいものを我慢できる ようにする、という力をつけるためのゲームです。

■ルール

 買い物かごの中に、リストに書いてあるものを入れられたら勝ち。 書いていないものを入れてしまったらゲームは負け。ゲームだということをお店に入る前に教えると、 子どもは「よし、やろう」というスイッチが入るようです。ゲームがピンとこない場合は、素直に「お手伝いしてくれる?」と聞くのでも良いと思います。

■準備

① これから買いたいもののリストを子どもが読める平仮名、カタカナで書く。
② 加えて個数も分かるように、個数分のイラストを添えます。
  娘(当時3歳)はリストの上から順に買いたがりました。スーパーを行ったり来たりする羽目になってしまうので、お店に並んでいる順番に書いた方がお買い物はスムーズになると思います。また、お店の商品を見ていると、 大人もついついリストに無いものを買いたくなります(これで何度も失敗しました・・・)。事前にしっかりと書き漏れがないか、確認しましょう。

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■アレンジしてみよう

 意地悪をするようですが、「このおやつ買ったら?」「このおもちゃ楽しそうだよ〜」と誘いを入れて、我慢できるか時々試してみましょう。普段は欲しがるのに、親が珍しくダメ!と言わないので、 「買わない!」と言ってくれる確率が高いです。
 また、複数の種類の商品がある場合は子供に選んでもらいましょう。たとえば、同じ苺でも産地などによって値段が違いますよね。その時は、「こっちは甘いけど高い苺、こっちは甘いか分からないけれど安くてたくさん入っている苺」など子供も比較できるような説明も加えてみましょう。

■早速チャレンジ

 私自身がとても忘れっぽいので、一人の時でも活用しています。買い物リストは買いそびれや買いすぎを防ぐ点で大人にとっても必要なアイテム。お子さんと一緒に、試してみませんか?

フィナンシェタイムズ2019年夏号でもご紹介しています。

文:Mari Kamei

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【アイディア#2】値段当てクイズ

たくさんの家庭や子どもたちに届けるため、可愛いイラストを使ったお金の紙芝居、海外事例の翻訳など、さまざまなコンテンツを作っていきたいと考えています!