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【アイディア#2】値段当てクイズ

 ご家庭で試していただきたい、ちょっとしたフィナンシェなアイディアをご紹介します。今回は値段を知ってもらう方法。

 未就学の子供は1個いくら、という感覚がまだないですよね。 高価なものを1つ買ったときよりも、安いものを複数買った方が喜ばれることもしばしば・・・。
 「これ買ってー!」と子供が言うときに、何を我慢しなければ手に入らないのかを理解してもらうため、1日の気が付いた時にクイズを出してみるのはいかがでしょうか。

■準備はかんたん

 できたらお子さんによく買ってあげるお菓子などを選びます。長女次女ともに1つ約100円のジャガイモのスナック菓子が大好き。分かりやすい価格のお菓子の方が、「お菓子何個分」という表現ができ、子供が理解しやすくなります。

■例えばこんなシーンで

お買い物からの帰り道で。
親「クーイズクイズ!」
子「なーんのクイズ?」
親「今日のお買い物で買ったお洋服は、○○ちゃんの好きなお菓子、何個分の値段でしょうか?」
と言った形で楽しみながら出題してみます。

 また、子供が「これ欲しい!」と言ってその場をなかなか離れてくれない時、「これを我慢できたら、○○くんの好きなお菓子、何個買えると思う?」と聞くと、少し冷静になれるかも・・・? 

 一概に「買っちゃダメ」と言うよりも、「目の前のものを買うと、これが買えなくなってしまうから今買えない」と説明した方が、子供も納得してくれることが多い気がします。

■早速チャレンジ

 保育園からの帰り道に必ずお菓子がないと長女(当時年中)は歩いてくれませんでした。そこで、毎回異なるお菓子をあらかじめ買っておき、これは何個分?どっちが高い?というクイズを出していました。出題する方もだんだん面倒にはなってくるのですが、大きくなっても「これでお菓子何個買える?」と聞いてくるようになりました。

フィナンシェタイムズ2019年夏号でもご紹介しています。

文:Mari Kamei

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