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【アイディア#3】0歳からの投資

 ご家庭で試していただきたい、ちょっとしたフィナンシェなアイディアをご紹介します。今回は、投資を身近に感じてもらう仕掛け。

 我が家では、子どもが生まれた0才からあるものに投資をしています。子供でも知っているものなので、未就学児でも「長女ちゃんのために、〇〇を買っているんだよ」と説明することができます。大きくなるにつれて「これも投資の一つだよ」と実物を見せることで、投資を身近に感じられるのでは、という期待もあります。さて、何でしょうか。

■子供が大きくなるにつれて価値が上がる

 正解は・・・ワインです。
 知り合いの方に頼んで、年月が経つほど美味しくなるという銘柄を選択いただきました。今回の目的はお金ではなく、子どもへのプレゼント。子どもと同じ年に生まれ同じ年月を掛けて育ったワインを、お互いの成長を感じながら子どもが成人するときに家族で楽しみたい! ということで、長女・次女分を購入しました。

 二人とも現在は未就学児。ですが、お酒の存在や子どもはまだ飲めないけれど大人になったら飲めるようになる、ということは理解しているようです。そのため、家の中でお酒の話題になったときには、「生まれた年のお酒を買って、美味しくなーれ、美味しくなーれ、と育てているんだよ。大人になったら一緒に飲もうね」と伝えるようにしています。

■15年後の楽しみ

 もう少し大きくなって、投資のことを理解できるようになってきたら、なぜワインを買ったタイミングが成人の時ではなくて生まれたときなのか、時間をかけることによって価値が上がるものがある、ということを説明していきたいです。年月を経て価値が変わるものがあることを知ることができれば、投資の概念を肌感覚でつかむことができるのでは、と考えています。

 0才の時に買ったワインを開けるのはあと約15年後。その時に子供たちはどんな大人になっているのか。今から楽しみでもあり、不安でもあります。家族全員が健やかに暮らし、笑顔でその日を迎えられることを願ってやまないです。

文:Mari Kamei
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【アイディア#4】家族で決めたいお金のルール


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