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【基礎】そもそも金融ってなんだっけ?

前回「ファイナンシャル・リテラシーとはなにか?」という記事を出しました。しかし、そもそもの話、『金融ってなに?』ともし小学生くらいの子どもに質問されたとき私は答えられるのか?と考えたところ、正確に答えることができないなと感じました。

ということで、ここで一度「金融」とはなにかについて整理しようと思います。

金融とは

簡単に言えば、金融とは経済の資金流通全体のことを指します。

広義ではありますが、組織・個人に関わらず、様々な経済主体が資金を調達し使用することで資金の流れが発生します。「お金の流れ・動き」と言うのが最も伝わりやすいかもしれません。

逆に狭義の金融といえば、銀行や証券会社のような事業として金融を行っている組織などの活動のことを指します。

また、金融活動には3つの区分が存在し、資金の「調達」・「配分」・「投資&融資」があることを確認しておきましょう。

直接金融と間接金融について

金融は、直接と間接という形態によって2つに区分することができます。
これは下記の図を参照して頂ければわかりやすいでしょう。

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(出所:日本証券業協会)

多くの人に馴染み深いのは間接金融です。

だいたいの人は銀行に預金口座をお持ちだと思いますが、銀行はその預かっている資金をまとめて国や企業等に融資を行い、利子収入を得ています。これは、資金の貸し手である私たち個人や企業が銀行という金融機関を介してお金を流通させていることになります。

対して、直接金融は金融機関を介さず、直接的に企業や国に出資することを指します。私たち一個人が直接金融を行うには証券会社などの金融機関に口座を開く必要があり、証券会社を通じて証券市場に直接参加します。

これらの契約上の違いは、貸し手と借り手の間に直接の出資契約があるかないかです。間接金融は2者間に出資契約がないものの、実質、間接的に貸し手と借り手の関係が発生する形態のことを指します。対して、直接金融は2者間で出資契約を結んでおり、その例として株式や債権が存在します。これら契約のもとで資金を融通する形態のことを直接金融というわけです。

まとめ

お金の話って急に難しく聞こえてきますよね。

この内容で子どもに説明して理解してもらえるか?と自分に問いましたが多分無理そうです。より人にわかりやすく伝えるには図表を駆使したりもっと工夫が必要ですね(-_-;)

当記事を読んでくださった有識な皆様方には、大方理解して頂ければ幸いです!今回もありがとうございました。

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