financetribe

数年を経てyahoo blogから流れてきました。

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最近の記事

人生初勝利

俺は北海道出身なので、Gに極端に弱い。北海道にはクワガタやカブトムシといった黒光りする昆虫もいないので、さらに極悪なGに対する適性などあるはずもない。初めて一人暮らしを始めた横浜の部屋でヤツを見つけた時は、比喩でもなんでもなく「飛び上がって逃げた」のだ。もちろん、狭い部屋なので俺とヤツの距離は大して広がらなかったのだが。 そんな訳で、Gについては妻に丸投げしている。彼女の俺に対するG関連の評価は「世界一役立たずの腰抜け野郎」なのだが、それは甘受せざるを得ない。だって、事実な

    • 平均への回帰

      昔の部下であるM君の自宅にお世話になり、2泊3日のゴルフツアーである。 事件は最終ホールで起きる。長いミドルなので、ここは一番気合いを入れて「うりゃー」とばかりにマン振りしたら、ドライバーのヘッドの最下点がボールの手前50cmあたりになり、そこから急上昇していくヘッドの先に当然ながらボールはないのだ。 風圧でボールがころんとティーから落ちた。要は空振りだ。深いラフとか傾斜地とかなら今でもたまにあるが、まさかティーグラウンドでやらかすとは。 彼とゴルフ場へと向かう車の中で

      • 価格は質量の関数である

        当たり前の話であるが、値段はモノの重さによって決まる。新聞の商品市況の欄を見れば、石油のようなごく一部の液体を除いて全てが一定の重さに関しての値段が書いてある。 勿論だが、だからと言って、あなたの妻がスーパーで「大きな」野菜や「きれいな」果物を物色しているの時に、「同じ値段なんだから重いのにすれば」などと非難めいた発言をしてはいけない。そんなことをしたらあなたのおかずが減らされるだけなので、我慢して優しく見守るのが正しい夫のありかたである。俺のようなヒモ暮らしをしている場合

        • 再開

          昨夜はNY時代の友人たちと飲み会。コロナのせいでほぼ3年ぶりの再会で色々と話は弾んだのだが、全員が年寄なので退職したり、閑職についたりで、ほとんどが現役を離れている状況。そこの会話で得られた認識は、「我々はきちんと言語化する能力が格段に落ちている」ということ。 部外・社外宛のメールや公式の書類やそれにともなうメモなどを書かなくなったので、自分の意見・質問・依頼・謝罪等をきちんとまとめて言語化する機会がなくなり、それが苦手になってしまった。そう言えば俺もNOTEの更新をしなく

          救急車に乗る 4/9/2023

          日曜の朝、俺は前日のゴルフで今年初の80台を出してご機嫌だった。なのに朝から腹が痛い。まぁ空腹のせいだろうと思って、妻が焼いてくれたホットサンドを食べても治るどころか酷くなる一方。仕方がないので布団に戻ったのだが、一向に改善の兆しが見えずトイレに籠ることに。用を足したところで急に世界がブラックアウトし、一気に全身の汗が噴き出してくる。車を呼んで市の救急外来に行こうと思ったが、とても自力では無理そうだ。最後の死力を振り絞り、便器から下りてズボンを上げて、妻の名前を叫ぶ。あわてて

          救急車に乗る 4/9/2023

          お腹一杯 「RRR」レビュー1/16/2023

          初めて映画館でインド映画を見たが、いや降参です。3時間、これでもかとパンチを喰らったボクサーのようでありました。 平日休みの娘と二人で映画館へ。長い映画なので、トイレに行きたくなるリスクを考慮して端っこの席に座る。フォーマットはヤクザ映画に似ている。鶴田浩二と高倉健が義理と人情の板挟みに合って、友情を育んだり対立したりのあげくに、最後は桜吹雪の舞う中を二人で悪の親玉に向かっていくあの感じ。若い方は理解できんと思うが、年寄はそんな印象を受ける。 映画はとにかくサービス精神の

          お腹一杯 「RRR」レビュー1/16/2023

          雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ ラウンド10/5/2022

          44-48(OB1、池0、BD1)。かなりの雨風の中、ホームで平日スルーである。2サムが組合わせになったのだが、一緒になったお二人とも楽しい時間を過ごすことができた。 グリップをオーバーラッピングに戻したら、やっぱりドライバーがチーピン気味になる。だが、そのマイナス以上にアプローチが安定するのがでかい。寄せワンの回数も多かったし、難しい9番もバーディーだったし。まあインコースでの最初のティーショットがチョロOBというのが俺らしいお約束ではあるが。 最後は寒さで震えながらの

          雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ ラウンド10/5/2022

          惨敗 ラウンド9/26/2022

          友人のホームに招いて頂き、平日スルー。いいコースなのでお高いのだが、素晴らしいメンテナンスのコースは最高である。 51-53(OB3、BD0、池0)の惨敗。インターロッキンググリップの成果は1番ホールだけ。とにかくアプローチが全く寄らない。それでも我慢して続けていたのだが、さすがの俺も諦めて最後の5ホールくらいはアプローチ限定でオーバーラッピングに戻す有様。 いやぁ、酷いラウンドでした。やっぱり元に戻そうっと。何と言っても、正しく構えている感じが全くないのだ。そんな状態で

          惨敗 ラウンド9/26/2022

          チャレンジ ゴルフスクール9/22/2022

          コーチがプロを目指す高校生と思われる若者に「ボールを打ちにいっては駄目」と、彼女にしては珍しくきつい口調で諭している。どういうことだろうと悪い頭で俺なりに考えてみる。 野球でもテニスでもボールが向こうから飛んできて、それに対してスイングする。コースや球種やタイミングやこちらの姿勢が一定ではない条件下でボールに対してリアクションすることになる。だが、ゴルフスイングは違う。基本的にボールは動かないので、必要なのはリアクションではなくアクション。野球で言えばプロレベルの選手が好き

          チャレンジ ゴルフスクール9/22/2022

          二度目の「One Piece film RED」 9/23/2022

          妻がガリレオを見るというので、俺はワンピースの二度目に挑戦。初見も悪くなかったのだが、今回の方が前回よりも全然良かった。 もちろん、ストーリーが頭の中にあるので画像や音楽に集中できる余裕があるのも理由なのだが、初見の時に感じたあの違和感がない。 「ミュージカルでもないのに音楽が多すぎるだろ」という嫌悪感と、それを打ち消すくらいに圧倒的なAdoの歌唱が衝突して、自分の中でこの映画をどう評価したらいいのかわからない、というフワッとした感じ。 それがない。だって知ってるから。

          二度目の「One Piece film RED」 9/23/2022

          元トレーダーの戯言

          円安である。まず思い出すべきは民主党政権時代に円高で苦しんだのを忘れてはいけないということ。あの時は円高デフレで「2000円で2時間飲み放題」という酷い状況だけが、我々の心の支えであった。本来、失業させるべきであった人々の雇用を時の政権が無理に確保したために、無駄な雇用を抱えることになった企業側は優秀な人々のを含めての給料の平均値を下げざるを得ず、それが現在の家計部門の所得不足に繋がっているのだ。 いつもそうなのだが、儲かってるヤツは黙っている。俺に言わせると、TVで嬉しそ

          元トレーダーの戯言

          高く高く ゴルフスクール9/15/2022

          多くのスポーツにおいて、選手は重心を落として低く構える。それをゴルフでやると膝が曲がり、手が下がり、猫背になり、顎を引いてしまうことになる。それでは、いかんのだよ。 コーチに先週の惨劇の相談をすると、その回答は「プレショットルーティンを元に戻して、アドレスに入ってからグリップする」という先祖返り作戦である。チョロやシャンクの原因はスイングでは無く、構えだろうということで一応の納得を見る。 そのコーチが「構えが低くなってますね。膝を伸ばして、股関節で一回だけ身体が折れるイメ

          高く高く ゴルフスクール9/15/2022

          泣きのエクストラハーフ 9/10/2022

          行きの車の中で、早くも追加ハーフをやろうというO君を「天気が良くて、待ち時間が少なかったら考えようぜ」といなしていた俺が、まさか「是非お願いします」と懇願することになるとは。 43-59-49(OB数え切れず、池1、BD2)。朝一のティーショットからチョロしてOBのダボ、次もチョロしてOBのトリ、OKバーディーを挟んで4番はチーピンしてOBのトリ。この時点で7オーバーだったが、残りの5ホールをパープレイで上がって43。何だそりゃという感じ。 俺のいけないところは最後の5ホ

          泣きのエクストラハーフ 9/10/2022

          「Bullet Train」を見る 9/9/2022

          今年のNo1お馬鹿映画、為念だが誉め言葉、であるトップガン-マーベリックを上回るお馬鹿ぶり。大好きなのだよ、こういうの。 映画の序盤に見たことのないような東京駅が映って、俺は瞬時に理解した。JR東日本、そしておそらくはJR東海の協力も得られていないのだろう。それはこの映画のハチャハチャぶりを十分に予感させ、そしてその予感が正しいことがほどなく証明される。 裏の主人公であるタンジェリンとレモンのコンビがとにかくいい。この二人を主役にしてスピンオフの映画を作って欲しいくらいの

          「Bullet Train」を見る 9/9/2022

          「ジュラシックワールド」を見る 8/4/2022

          何となく説教臭い&胡散臭い上に、とにかくCGだらけで気分が乗らない。上映中のスクリーンを見ながらその理由を考えてしまったのだが、途中で気付いた。俺の現時点での今年のNO1映画である「トップガン」の真逆なのだ。偉そうなテーマなど持ち出さずに、とにかく実写に拘って戦闘シーンを作り上げたトップガンの裏返しである。 人と人、人と恐竜、恐竜と恐竜という3つの対立軸があり、それぞれに善悪があるので、どうも感情移入できない。映画の前半は出来損ないの007みたいだったが、後半は善人たちの善

          「ジュラシックワールド」を見る 8/4/2022

          灼熱の1.5R再び ラウンド7/23/2022

          49-46-49(イン・アウト・アウト、OBたくさん、池1、BD無し)。確かにフックグリップにしてダフらなくなったが、その代償もそれなりにある。 とにかくドライバーが酷い。ゴルフが楽しくないくらいの酷さと言えば、ご理解頂けるであろうか。同伴の2人はもうハーフ回りたそうなオーラ全開なのだが、俺はやる気が出ないので、9番ホールのティーインググラウンドで「この(ドライバー)ショットが良かったら、(仕方がないので)もうハーフ行こう」と宣言する。そしてこういう時に限って会心の一撃が出

          灼熱の1.5R再び ラウンド7/23/2022