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【メモ】概フレ2

前回のつづきから。

ちなみに冒頭の「前文➡概念フレームワークの役割」という流れは、実際の見出し構成です😅その後に続く今回のパートも同様です。


前文

概念フレームワークの役割

ここまでは、前回書き殴ったパートです。


🔵会計基準を取り巻く環境

前回と同様、原文通りですが、改行のみ、句点に基づいています。

 概念フレームワークは、現行の会計基準の基礎にある前提や概念を出発点としており、財務報告を取り巻く現在の制約要因を反映している。
 ここでいう制約要因とは、具体的には、市場慣行、投資家の情報分析能力、法の体系やそれを支える基本的な考え方及び基準設定の経済的影響に係る社会的な価値判断などを指す。
 今日ではそれらの制約要因について等質化が進んでおり、各国の違いは、少なくとも部分的には解消されつつある。
 この傾向がとりわけ顕著なのはビジネス環境であり、財、サービス、マネー、人材などの国際的な移動に対する障壁が取り払われ、共通のルールに基づく自由な取引が実現されつつある。
 その一環で、会計基準についても国際的な収斂が進められている。
 当委員会は、日本の会計基準及び財務報告の基礎となる概念を定める概念フレームワークの整備が、会計基準の国際的収斂に向けた国際的な場での議論に資するものと確信している。
 しかしながら、現在、国際会計基準審議会と米国財務会計基準審議会により共通の概念フレームワーク策定に向けた共同作業が行われていることに鑑みると、このタイミングで概念フレームワークを公開草案という形で公表することは適切ではないとの懸念もありうるかもしれない。
 そこで、無用な混乱と誤解を避けるために、当委員会は、概念フレームワークの討議資料として公表することにとどめ、コメントは求めないことにした。
 その意味では、本討議資料は、我が国の様々な会計基準についての概念的な基礎を提供するための努力の一環として、当委員会がこれまで数年にわたって行ってきた議論の結果を示すという性質を有する。
 本討議資料は、当委員会の今後の国際的な場での議論への参加、特に国際会計基準審議会と米国財務会計基準審議会による共通の概念フレームワーク策定に向けた共同プロジェクトへの積極的な参加を通じて、さらに進化することになろう。

つづく

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