ほったらかしでも毎年咲く花って知ってますか?
プランターに花を植えたいけれども、
お手入れが大変にならないか心配しているなら、
毎年花を咲かせる「多年草」を植えるのはいかがでしょう。
一年草と違って、毎年植える手間がないため
初心者の方や手間をかけたくない方も育てやすい花が多くあります。
今回はベランダや庭先に置けるプランターに、
毎年花が咲くような植物を植える方法をご紹介します。
■初心者でも育てやすい「多年草」
植えるだけで毎年花を咲かせる種類の花ならば、
初心者でも比較的育てやすい鉢植えを作ることができます。
毎年花が咲く植物には、どんなものがあるのかをご紹介します。
「多年草」は、花や実を付けて一年で枯れる草花ではなく、
何年も繰り返し花を咲かせる草花のことを指します。
このような分類では
1年で枯れるものを「一年草」
2年で枯れるものを「二年草」
と呼ぶことが多いです。
多年草は、一度植え付ければ翌年もまた花を咲かせてくれるため
一年草のように毎年植え替える手間がかかりません。
肥料や水やりも少なめでいい種類も多く、育てやすいのが魅力です。
毎年花を咲かせ続ける植物に「宿根草(しゅっこんそう)」があります。
宿根草は多年草の一種ですが、冬をはじめとした
"苦手とする時期”の株の状態に違いがあります。
多年草:苦手な季節も葉を落とさず、翌年花を咲かせる
宿根草:苦手な季節は地上に出ている部分が枯れるが、根は生きている
多年草という呼び名は、これらを総称として使われることが多いですが
宿根草以外で何年も咲く草花の中のことを区別して
多年草と呼ぶこともあります。
(※区分のしかたや定義は様々あります)
また、シクラメンなどの球根植物も
何年も花を咲かせるため多年草の一種とされることが多いようです。
■プランターに植える方法と注意すること
ここでは、ベランダや庭先で鑑賞できるように
プランターに苗を植える方法をご紹介します。
多年草は種類によって開花時期が違い
植えつけに適した時期も長いものが多いため
植える月の選択肢が多いですが、
なかでもとくにおすすめする時期は「秋」です。
春に花が咲く種類の多年草は、
秋に植えつけをすると株を大きくしながら冬を越し、
丈夫でボリュームのある株に育ちます。
一般的に植えつけに使う用土は土を混ぜて作りますが
市販されている配合済みの培養土を使うこともできます。
プランターに植えるときに揃えておきたい道具は、次のようなものです。
【準備するもの】
・花苗
・用土(赤玉土、腐葉土)
・プランター
・鉢底石
・スコップ
・じょうろ
①土を用意する。赤玉土(小粒)7、腐葉土3の割合で混ぜておく
②プランターの底に鉢底石を薄く敷く
③土を浅く入れ、苗を並べる
④苗のすき間に、プランターの縁から2~3cm下まで土を入れる
⑤植えつけ直後はたっぷりと水をやる
・広がってどんどん増える種類もあるので、
植えつけの間隔に注意してください
・花後に葉が枯れる植物は水やりを忘れがちですが
土が乾いたら軽く水やりをしてください
■植える時期で選ぶおすすめの多年草
①ラナンキュラス
花びらが重なったボリュームのある花で、色や形が豊富な球根植物です。
②アルメリア
細い茎に赤やピンクの花をボール状に咲かせます。
種類によって草丈がさまざまです。
③サクラソウ
10~2月あたりに植えつけます。
6月以降に葉が枯れ、夏から秋に休眠します。
④クリスマスローズ
10月頃から植えつけします。
開花は1~3月、花の少ない冬の庭を
華やかにしてくれるため人気があります。
①オトメギキョウ
2月頃に植え、4~5月に開花します。
ベルフラワーとも呼ばれ、紫色の釣鐘型の花が密集して咲きます。
②トレニア
4~8月あたりに植えます。
4~11月の長い期間花を楽しめます。
花色が多く、夏にたくさんの花を咲かせる育てやすい品種です。
一年草のトレニアもあります。
■まとめ
多年草は、一年草のように
毎年の植え替えなどの手間がかからないのが魅力です。
水をきちんとあげていれば、基本的にはほったらかしておいても
毎年花を咲かせてくれる育てやすい花も多くあります。
けれども、成長するにしたがってだんだんとプランターが狭くなり、
根が詰まって育ちが悪くなることもあります。
株が弱ってきたと感じたら、根づまりや病気の可能性もあるので、
ひとまわり大きなプランターに移植するなどの対策も必要です。
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