見出し画像

強迫性障害の原因・症状・治療方法などまとめ

こんな経験ありませんか?

  • 出先で玄関に鍵をかけたか不安になり家まで戻った…

  • 手の汚れが落ちていないのではないか、と何回も手を洗う…

  • 必ず3回身体を洗わないと気が済まない(特定の数字へのこだわりがある)…

  • 何度も何度も、しつこく確認しても安心ができなかったり、その確認行為や頭の中を占めている事柄によって生活が不便になっている場合は「強迫性障害」かもしれません。

原因・なりやすい人の特徴

強迫性障害の原因は、脳のセロトニンの働きや遺伝要因、環境要因と考えられていますが、明確な原因は明らかにされていません。

以下のような性格傾向がある人は要注意です。

責任感が強い、真面目、几帳面で神経質、完璧主義、こだわりが強い人。

  • また、物事に対してネガティブな感情を持ちやすかったり、回避してしまう行動パターンをとってしまう場合や、虐待のトラウマや親しい人の死など、過剰なストレスを受けた場合も、発症しやすいことが分かっています。

  • また、生活や仕事上の変化があった際に物事がうまくいかなくなったのをきっかけに、症状が進んでいくこともあります。

症状

ある考えやイメージに過剰にとらわれ、不合理だとわかっていても頭から離れない「強迫観念」、強迫観念を打ち消すための行動を繰り返す「強迫行為」、それらの症状が出る状況を避ける「回避行動」が主な症状としてあげられます。

より細かく見ていくと、

不潔恐怖と洗浄
汚れや細菌汚染の恐怖から、過剰に手洗い・入浴・選択を繰り返すなど、不潔だと感じるものを恐れてさわれない。

  • 加害恐怖
    誰かに危害を加えたかもしれないという不安が心を離れず、新聞やテレビに事件・事故として出ていないか確認したり、警察や周囲の人に確認したりする。

  • 確認行為
    戸締まり、ガス栓、電気器具のスイッチを過剰に確認する(何度も確認する、じっと見張る、指差し確認する、手でさわって確認するなど)。

  • 儀式行為
    自分の決めた手順でものごとを行わないと、恐ろしいことが起きるという不安から、どんなときも同じ方法で仕事や家事をしなくてはならない。

  • 数字へのこだわり
    不吉な数字・幸運な数字に、縁起をかつぐというレベルを超えてこだわる。

  • 物の配置、対称性などへのこだわり
    物の配置に一定のこだわりがあり、必ずそうなっていないと不安になる。といった症状がみられます。

治療・予防方法

強迫性障害の治療には、認知行動療法と薬による2つの療法を組み合わせることが効果的だとされています。

認知行動療法では、

自分が汚いと思うものを触っても、手を洗わないで我慢をする

  • カギをかけたか心配でも、戻らないで我慢をする

  • など、不安を我慢していくという方法を取り入れていくことが多くあります。

  • 認知行動療法は、現在では本やWebサービスなどで手軽に行うこともできるようになってきました。
    大きなエネルギーを要するため、気持ちが落ち着いているときに行うことがベストです。

  • 「もしかして強迫性障害かな」と思った際は、医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが一番ですが、自分自身をよく知り、ストレスをうまくかわせるようにすることで、重症化の予防と再発防止をしていきましょう。


より豊かに、当たり前に人生を楽しめるように。
利用者様の一人ひとりの成長をサポートします。
川越市就労移行支援、川越市就労継続支援A型、計画相談支援。
グリーンピースファクトリー

〒350-1123 埼玉県川越市脇田本町14-29杉田ビル2F


いいなと思ったら応援しよう!