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就労移行支援事業所を利用することのメリット~精神障がい者編~

今回は就労移行支援事業所を利用することのメリット第三弾!
【精神障がい者編】をお伝えいたします。

精神障がいとは

精神障害とは、何らかの脳の器質的変化あるいは機能的障害が起こり、さまざまな精神症状、身体症状、行動の変化が見られる状態です。

風邪をひいて熱が出たり、アレルギーで湿疹がでるのと同じで、脳内で生物学的な変化が起こって、一連の症状が引き起こされるものですので、けっして特別視することはありません。

しかし、症状の変化に患者さん自身も気づかないことがあったり、傍から見た目では分かりにくいため、状態についての周囲の理解を得ることが難しいこともあります。

職場でみられる精神障害の多くは、いわゆる「うつ」や「不安」です。症状は同じように見えても、その背景にある病気の状態はさまざまで一括りにすることはできません。

大切なことは、精神障害は「気持ちの持ちよう」といった精神論的な状態ではなく、「脳の病気」として生じている状態である、と理解することです。

今回はどの病気をお持ちの方にも共通しているメリットをご紹介します!

就労移行支援事業所を利用するメリット

① 規則正しい生活が身につく

これが一番重要と言っても過言ではないかもしれません。
精神障がいの方だけの話ではありませんが、精神障がいがある方は規則正しい生活が特に大切です。

睡眠リズムが狂うと、気持ちにも影響が出ます。
主治医から「日の光を浴びてください」と言われた方も多いのではないでしょうか。日光にはホルモンにも影響を及ぼします。

朝は起きて、日光を浴び、昼間は活動し、夜は寝る。基本的なことに聞こえるかもしれませんが、これが本当に重要です。

② 通所している間に仕事をするための生活基盤を整えることができる(考えることができる)

こちらは<生活基盤>というお話になります。
生活基盤とはすなわち、生活の最も基礎的な部分ということです。
多くの人は<生活している環境>を思い浮かべるのではないでしょうか。

精神障がいのある方は一人暮らしをされている方や、「今後は親元を離れてグループホームで暮らすことを検討しています」という方が比較的多いかといます。
そのため、生活する環境自体が少し不安定だったり、実は「今までは仕事をしていなかったから家事ができたけど、仕事しながらだと難しいかも…」という方もいます。

就労移行支援事業所へいる間は支援者にすぐに相談ができますので、在籍している間に周りに相談し、仕事へ向けた生活基盤を整えていきましょう。

③ 体調が悪くなった時の対応方法を身に着けることができる

仕事をしていないときは「体調が悪かったら休む」で良いかもしれません。
しかし、仕事をするということは<自己管理がしっかりしている>ということが前提になります。

自己管理というのは<体調を崩さないようにすること><体調を崩した際にすぐに回復できること>を差します。
特に<体調を崩した際にすぐに回復できること>というのは仕事中に職場内で回復することが理想的です。

ただ職場ではできることが限られています。
全ての職場に横になれる場所があったり、一人になれる静かな場所があるわけではありません。

そのため、就職する前から限られた環境で体調や気持ちを回復させるスキルが必要となります。
就労移行支援事業所であれば、『そのスキル』を職員と一緒に身に付けることができます。

④ 就職後も職場の相談ができる

就職した後も継続して、最大3年間半、職場の定着フォローを行うことができます。

今まで「職場の人間関係で辞めた」「職場に病気を理解してもらえずに辞めた」という経験がある方は多いのではないでしょうか。
就労移行支援事業所は就職後のフォローもついてきますので、職場で悩み事があってもすぐに相談できます。

⑤ 退職時もサポートを受けられる

退職する際もサポートを受けることができます。具体的には<上司に伝える際に仲介することができる><出勤ができなくなってしまった場合、荷物等の整理や会社とのやり取りを代わりに行うことができる>というものです。


より豊かに、当たり前に人生を楽しめるように。
利用者様の一人ひとりの成長をサポートします。
川越市就労移行支援、川越市就労継続支援A型、計画相談支援。
グリーンピースファクトリー


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