第四幕 経済的自立へ向けたはじめの一歩を踏み出す
「ただ早く行動すればいいってもんじゃない。」 綾小路 英虎
※目次のみ。詳細は後日展開します 4-3公開済 4-1公開済
4-1 行動と分析
4-2 はじめの一歩と二歩目以降
はじめの一歩をまずは、しっかり踏み出す。次にそこから三歩進む。そして五歩目からはスキップをはじめよう。
4-3 経済的自立に関する世代別のアドバイス
4-4 経済的自立に向けて忘れてはいけない3つのこと
※「2023年5月に発売予定の書籍に掲載のものと、内容を一部改変してお届けしています」
【Case Study】の関連情報
この話の中には、二人の経済的自立を目指す主人公が出てきます。
一人目は、旅行好きのサラリーマン 神宮寺 明さん(男性40歳)
家族構成は、奥さんと子どもが2人。
子どもは高校2年生と中学3年生。今年、下の子が受験だが、屁理屈ばかりいって、いつもだらだらしているので、奥さんがピリピリしている。
神宮司さんは旅行が大好きで、旅行するために仕事をしているようなものである。今年は受験後の春休みにフロリダのディズニーワールドへ行き、全世界のディズニーランドの完全制覇を達成しようと考えている。
過去、旅行にお金をつぎ込み過ぎて、金融資産はほぼ0である。投資の経験もない。最近ふと、「旅行が仕事だったらなー」と考えることがある。
二人目は、夢をもったセラピスト 如月 凛さん(女性25歳)
如月さんは大学卒業後、ずっと大手のマッサージ店で働いている。体育大学出身で、大学時代は部活に命をかけ、筋肉や食事についても詳しい。
マッサージでは一人ひとりの状況に合わせて、独自の技を創り出すのが得意で、お客さまに合った施術をしてくれるということで、リピーターも多い。
最近感じているのは、マッサージだけだとお客さまの体をよくするのに限界があることである。筋肉もうまくつけないといけないし、柔軟性も必要。食事も大事だし、お酒ともうまく付き合っていく必要がある。「このあたりを全体的にサポートできたら、もっともっとお客さまのパフォーマンスを上げられるのに!」と考え込むことが増えた。自分でやってみようかなと思いはじめている。
「でも、やっぱりお金が心配。お金の心配なくチャレンジできたらいいなー」