綾小路 英虎(ひでとら)

大学教授。データの専門家。経済的自立コンサルタント。 外資系グローバル企業で戦略コンサ…

綾小路 英虎(ひでとら)

大学教授。データの専門家。経済的自立コンサルタント。 外資系グローバル企業で戦略コンサルとデータサイエンスの25年以上の経験。 実直に働きながら経済的自立を実現する方法論を確立。「地球上のすべての個人が、お金から自由になり、自分が本当にやりたいことをやれるようになる」世界を創る。

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【小学生にも分かるシリーズ】「資本家」と「労働者」

「資本家」と「労働者」は、会社の中での役割が違うんだよ。 労働者は、会社のために働いている人たちのことだよ。たとえば、工場で商品を作ったり、お店でお客さんに対応したりする人が労働者だね。 働くことで「給料」というお金をもらうんだ。 一方、資本家は、会社にお金を出して応援する人のことなんだ。 資本家は会社で毎日働いているわけじゃないけれど、お金を出しているから、会社が儲かったときにはそのお金の一部を「配当金」や「利益」としてもらうことができるよ。 また、会社の持ち主の一

    • 投資とは「未来への信頼を種にして、夢や希望を育てる人生の冒険」 

      投資とは、まず「未来への信頼」をもって一歩を踏み出すこと。今手元にあるお金をそのまま使わずに、時間をかけて育てようとするのは、これからの未来に対する信頼がなければできないことです。「今」を大事にしながらも、「これから」の成長や変化に希望を持ち、そこに自分の資産を託す行為です。 そして、「夢や希望を育てる」とは、投資が将来の夢を形にする土台となること。例えば、家族と安心して過ごせる未来を築きたい、子どもたちの教育を支えたい、もしくは自分の夢に向けて少しでも近づきたいといった願

      • 社長が持つべき最強スキル2つ:「暦」と「投資」

        この2つのスキルを持っていれば、鬼に金棒と日本刀。 今日はこのうちの暦の話をしたいと思います。 そもそも暦とは何かというと、 「時代を超えて続く人々の願いや思いが込められた、未来への約束」 by GPT-4o いい言葉ですね。 そして暦は自分がいつ頑張るべきか、そしていつ勝負を避けるべきかを教えてくれます。 一例として 蓮舫さんと高市早苗さんは、同じ暦のグループに所属しています。 そしてそのグループは、2024年と2025年は天中殺。今年大きな勝負したお二人はどう

        • 12歳からの株式投資 ~5万円のお年玉を1億円にする道のり~

          新しいセミナーをやります。 12歳からの株式投資 ~5万円のお年玉を1億円にする道のり~ 株式投資のみに特化したセミナーです。 ずっと話したかった内容で、実績を含めてやっと全体が整理できたので一般公開いたします。 こんな方におすすめです。 ・子供に将来のための投資知識をつけさせたい保護者 ・これから投資を始めたいが、何から手をつけて良いかわからない若者 ・自分のために、少額から投資を始めてみたい方 話す予定の内容は以下になります。 ・そもそも5万円で株式投資をや

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        • 江戸時代に学ぶお金
          27本
        • 一緒に働きたい人
          15本
        • ウェルビーイングな人
          1本
        • 「実直な大人のための寺子屋塾」塾生の声
          13本
        • データドリブン投資
          8本
        • 個性化の時代に向けたZ世代、アルファ世代の研究
          7本

        記事

          10月アマゾンセール対象 「お金から自由になる人生の設計書 年収にかかわらず経済的自立を実現する方法」

          私の著書である 「お金から自由になる人生の設計書 年収にかかわらず経済的自立を実現する方法」 が10月のアマゾンセールの対象になりました!   いまなら、電子書籍版が半額で買えます。この機会にぜひどうぞ! ちなみに日本語です。       

          10月アマゾンセール対象 「お金から自由になる人生の設計書 年収にかかわらず経済的自立を実現する方法」

          大学生のための株価データ分析超入門

          半年ぶりに講座をやります。 前回割と人気があった、株価データの分析のやり方についての簡単な講義になります。 大学生が社会人になる前にぜひ身につけてほしいスキルと思っておりますが、社会人になってしまった方にも役に立つと思います。 スイスの国際経営開発研究所(IMD)が毎年発表している「世界主要各国のデジタル競争力ランキング」 の中に、「ビッグデータ、アナリティクスの活用」という項目があります。 この2023年の日本の順位は、非OECD国も含む64か国中なんと最下位です。

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          『ウェルビーイングな人々』3人目: 「それいいですね」が口癖の人 【後編】

          私のケースで言うと、若くてエネルギーを持て余らせていた頃の口癖は、 「なるほど」である。これは完全に自分の意識になかった。 「なるほど」と言った覚えが全くなかったが、後輩達からは、「いつもなるほどと言ってます」と明確に指摘された。 これはほんとに勉強になる。 そして私が好きな口癖は、「それいいですね」である。 なにか提案した時に、とりあえず「それいいですね」と言われると、これいいんだと思って、色々話が発展していく。 そして、実際あまり考えていなかったこともその流れでなん

          『ウェルビーイングな人々』3人目: 「それいいですね」が口癖の人 【後編】

          『ウェルビーイングな人々』3人目: 「それいいですね」が口癖の人 【前編】

          口癖は大事である。 自分では気づかない反射的な反応で出る口癖は、その人と一緒に働きたいかを決める大事な要素になる。 反射で出る口癖が否定的な場合は、通常大変なことになる。 おそらく周りの人は、まず否定で返ってくることを想定したうえでその対応を考えてくる。 「気持ちはよく分かります。でも今回何とかやってもらえないですか?」 こういう感じで、なんかやたら自分を持ち上げてくるケースが多い場合は、否定的な口癖が多いと思った方がいい。 持ち上げられるとなんかいい気分が

          『ウェルビーイングな人々』3人目: 「それいいですね」が口癖の人 【前編】

          『日本株をやってみよう! その9 人間は投資に向いていない② データファースト、行動セカンド』

          投資に目を向けよう。 投資の場合、さらに厄介なのは、「損失回避性」に「焦り本能」がもれなく、くっついてくることである。 結果何が起こるかというと、損が出たときに、すっごい焦っちゃうことである。 とくに、なんらかの外部環境変化が起こっている場合は、その傾向が顕著になる。 「コロナの影響で、このまま株価が落ち続けたらどうしよう。」と思い、ついつい売ってしまう。 外部環境で株価が落ちたときは逆に買い場だと、金融のプロの方々は指摘されていると思うが、本能なのでなかなか抵抗が難

          『日本株をやってみよう! その9 人間は投資に向いていない② データファースト、行動セカンド』

          『日本株をやってみよう! その8   人間は投資に向いていない① 心理作用と本能が邪魔をする』

          人間は投資に向いていない。 まずは、その事実を正しく認識し、その上でどう対応したらいいかについて理解してほしい。 ここの壁を突破できないと、人間の本能に支配され、無気力になるか、勝ち目のない博打に走るようになってしまう。 それでは始めよう。 まずはベーシックなところで、利益を得ることよりも損を回避することを重視する、損失回避性という心理作用が働くことがある。 定量的には、利益を得ることに対して損をすることの心理的インパクトは2.25倍、というのがノーベル賞を

          『日本株をやってみよう! その8   人間は投資に向いていない① 心理作用と本能が邪魔をする』

          『日本株をやってみよう! その7 株式投資で損するケース②: 自動車事故と上場企業の倒産の割合』

          損をする2つ目はなんであろうか? 2つ目は、投資した企業の倒産である。これが怖い。 これが怖くて株式投資を躊躇している人を少なくとも10人は知っている。 では上場企業が倒産する割合はどれくらいなのか。 過去30年の日本の上場企業の倒産割合は、0.29%である。 ちなみに自動車事故で死亡する割合が、0.9%である。 死亡する可能性があるから車に乗らないという人は世の中にどれくらいいるのか。 倒産割合は、自動車で死亡する割合の3分の1以下であるという事実をま

          『日本株をやってみよう! その7 株式投資で損するケース②: 自動車事故と上場企業の倒産の割合』

          『日本株をやってみよう! その6 株式投資で損するケース①: 損切りと辻斬』

          損するケースは2つある。 1つ目は、買った時よりも安い値段で売ることである。 車やパソコンだったら、買った時より安く売るのは当たり前だが、株は、日々つかって価値が減っていく類のものではなく、減価償却を考慮する必要はない。 この買った時と売った時の値段の差を売却損と呼ぶ。 売却損を出すことを、別名、損切りという。 損切りは、戦国時代後期、江戸時代初期にはやった辻斬みたいで、まず響きがいやである。 そして響きだけでなく、もちろん実態もいやである。自分で自分の損を確定する

          『日本株をやってみよう! その6 株式投資で損するケース①: 損切りと辻斬』

          『日本株をやってみよう! その5  株式投資で儲かるケース②: 不確実なものと確実なもの』

          儲かるケースの2つ目は、配当金をもらうことである。 配当金は株式における1つの重要アイテムであり、このアイテムの使い方がうまいか下手かで投資のレベルがかわってくる。 この配当金と売却益の本質的な違いは何であろうか? それは確実性である。 売却益はでるかどうかわからない不確実なものである。 一方約束された配当金は確実にもらえる。 確実なものは、不確実な世界で戦うための確実な武器になる。 うまくこの武器をつかっていこう。 儲けの3つ目は、株主優待をもらう

          『日本株をやってみよう! その5  株式投資で儲かるケース②: 不確実なものと確実なもの』

          『日本株をやってみよう! その4  株式投資で儲かるケース 前編: ぬか喜び益とスペイン代表』

          株式投資で儲かるケースは3つある。 それぞれ何でしょうか? ちょっと考えていただけますでしょうか。 ・・・ (しばらく時間をおきます。) 頭に浮かびましたでしょうか?  これらがサッと出てこないと少しばかりまずいですね。 1つ目は、買った時よりも高く売る。当たり前ですね。 売った時と買った時の差、これを売却益と呼ぶ。 この売却益に似て非なる言葉に含み益がある。 別名、ぬか喜び益。 含み益は、買った時よりも株価が上がってみかけの利益が出ている状態である。ただあくまでも

          『日本株をやってみよう! その4  株式投資で儲かるケース 前編: ぬか喜び益とスペイン代表』

          『日本株をやってみよう! その3 はじめに理解すべきこと』

            日本株に自分で投資することを決意したとして、 はじめに理解しないといけないことは何でしょうか? いいアイディアありますか?  こう聞くと、前いたIBMの戦略グループだと、速攻で100個くらいのアイディアが返ってきてました。 いい組織でした。 ただ、一般的には結構こういう質問難しいですよね。 ここはアナロジーで考えてみましょう。 例えば、サッカーをやるとして、はじめに理解しないといけないことは何でしょう? 少なくとも「戦術的ピリオダイゼーション」とか

          『日本株をやってみよう! その3 はじめに理解すべきこと』

          『日本株をやってみよう! その2 思考停止を停止する』

          今、日本株に追い風が吹いていて、 SBI証券と楽天証券で手数料が無料、新NISAを使えば個別株は年間240万円まで税金もなし。 でもどの企業の株を買えばいいか?  ・自分が好きな企業。  ・人に勧められた企業。 どっちもおそらくうまくいかない。 じゃあどうする? じゃあどうするかというと、答えは1つで、 『自分の頭で理解して、自分の頭で判断する。』 大事なことを決断する時には、当たり前のことですね。 ・学校を選ぶ。 ・働く会社を選ぶ。 ・生涯の伴侶を選ぶ。 過去

          『日本株をやってみよう! その2 思考停止を停止する』