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レコード始めてみました

幼少期の頃は家にどでかいレコードプレーヤー&スピーカーがあったことを覚えていて色んな音楽を聴いた記憶がある。

でも小学生になった頃は全てカセットテープに変わってたと思う。録音も手軽だったから自分で歌った歌声なんかもよく録音していた。長い間、何の不自由もなくカセットテープでの音楽生活を送ってたけれどCDが出て来た頃は好きな曲を次々飛ばして瞬時に聴けるのが便利すぎてカセットテープの出番も減っていったと思う。
初めて買ったCDはWinkの「愛が止まらない」っていうシングル盤だった。あれは確か6年生の頃だったと思う。
しかし録音が気軽に出来るのはやはりカセットテープだったから高校生・大学生になった頃だって家にはカセットテープが存在していた。

いつからだろうか?家からカセットテープが消えていきラジカセがなくなったのって。きっとMDが出てきた頃じゃないかな?と記憶を遡るとそんな気がする。時代で言うと1998年から2000年頃じゃないだろうか?もうその頃になるとレコードという音楽ソースは全くもって身近になくなってたし友人の家に行っても一部の音楽好きなご両親がジャズやクラシックを聞くのにあるという特別な存在になっていたと思う。

レコードが無いからといって何も困ることはなかったし、むしろ場所を取るLP盤に比べてCDはコンパクトで置き場所にも困らなかったからCDだけはどんどん増えていった。1枚3,000円くらいの国内アルバムは学生には高かったけどそのうちTOWERレコードが街にオープンしてからは輸入盤なんかが1,800円とかで買えたから自然と洋楽も聞くようになったっけ。

そんなこんなでずっと過ごしてきたけれど、ふとカセットテープで音楽を聴きたいなぁ。と思って家にまだ残ってたカセットテープを探したら出てきた。
出てきたテープはやっぱりWinkだった笑

AXIAが懐かしい



しかし聞くためのラジカセが存在していなくってラジカセ買おう。と考えてヤフオクで色々探してみたら意外と結構な数が出品されていて驚いた。
だけど「ラジオは聞けますがテープは不動」とか「テープ動作確認未実施」みたいな出品物が多かった。カセットテープがこれだけ減っている中で動作確認できないのも無理はないよな。とも思ったけどやっぱり動作しているのが欲しいと思った。
そんな中でキチンと整備されていてこれは大丈夫!と思える個体に出会い購入。
モノラルだけどしっかり整備されていて綺麗だし音も良くて安心した。
機種名はSONY CF-1990というので1970年代のラジカセを買った。

SONY CF-1990


驚いたのがここ数年でアーティストが新譜を出す際にカセットテープやレコード盤もリリースしているということだった。古いテープも良いけれど音の劣化は避けられず中古で懐かしい一本を偶然見つけてもテープが伸びてしまってるというのも珍しくない中で新品でリリースしてくれていることは有難い限りだと思う。
山下達郎さんなんかは結構多くのカセットテープを出されているようだった。


カセットテープで聞くといった生活を始めているうちに「レコードも良いのかな?」と思うようになってレコードって機材は何が必要なのかな?なんて考えるようになってしまった。調べていくうちにわかったのがレコードを聞くには当然だけどレコードプレーヤーが必要で加えてアンプと音に拘るならそれなりのスピーカーも必要だということ。まぁ分かっていたけれどアンプなんて単品で買おうと思ったことがなかったから家電量販店で見た時は値段を見て驚いた。
しかもどこのブランドがいいのかなんて全く検討もつかなくて知ってたのはDENONとかYAMAHAとかメジャーどころばかりだった。
そんな中で「価格改定」というポップを見つけて眺めていたらMARANTZというメーカーのアンプが2024年の7月から約10万円も値上がりするというものだった。
え?10万も一気に値上がりすんの?Leicaより激しいなぁ。と思ってみていたらその機種が気になり出しちゃって色々調べていくうちに、どうせ買うなら値上がり前に少しいいアンプを買っておこう。なんて思ってしまって翌週には買いに行ってしまった。それがMODEL40nという機種だった。
定価は286,000円で改定後は385,000円になるようだった。値引きもしてもらったから結局24万円くらいで買えたけれど自分にとって初めて買うアンプにしてはかなり高額だった。


そして次はスピーカー。
これもオーディオショップへ行って色んなスピーカーで聴かせて頂いて予算内で収まるのはどれなのか?を迷いに迷って選んだのがBowers&Wilkinsというブランドのスピーカーだった。
DALIというブランドのスピーカーも素敵で凄く迷ったけれどBowers&Wilkinsがスピーカーコードのキャンペーンをやってたのでそれが決め手でそっちを選んだ。
707 S3という小さなサイズだけれども豪邸でもないのでそのサイズでちょうど良い気がしている。

https://www.bowerswilkins.com/ja-jp/product/loudspeakers/707-s3


しかしここで予算が底をつきかけて肝心なプレーヤーはテクニクスとかの一級品が欲しかったけれど我慢して入門用には良さげなDENONの製品にしておいた。
再生停止が自動で出来るので初心者の自分には合ってると思ったもの理由だった。
これは3万円台で購入出来たから助かった。
使用した感想は何の不満もなく使用しているといった感じ。
高額な高級機を使ったことがないから違いは全く分からないけれど現状は満足している。


レコードで音楽を聞こうと思ったジャンルは主にジャズ。
ジャズなんて全くの素人だしジャズプレーヤーの名前だってろくに知ってる訳ではないけれど歳を重ねた昨今、ロックも良いけどジャズが落ち着くようになってきた。特に好きなのはサックスの音色。スローなサックスの音色を聴いていると心が落ち着くようになってきているから、これも年齢のせいなのかな?と思いながら自分の体が求めているものに環境を整えている最中であります。
しかしカメラにしても音楽にしても自分はやはり「アナログ」が好きなようです。

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