Let's Groovin‼︎ オカソウのターン!Vol.23(岡村)
ご機嫌よう。小学19年生にもなって未だ水風呂に入水できないオカムラです。(今年度御年25歳)
突然ですが皆さんは普段どのような方法で日々の疲れをリフレッシュされていますでしょうか。
平日5日間は汗水垂らしながらみっちり働いて週末に発散されているような方も多いかと思いますが、人の数だけ過ごし方も様々ですよね。例えば好きな音楽を流して過ごしたり、おいしいものを食べたり、翌日のことは気にせずにお酒を飲んだり。
僕はというと、食に対する執着が強いのでどれだけ金欠でも極力毎食を自分へのご褒美にしたいですし、労働時間と睡眠時間以外は大体飲んだくれています。
欲望の暴走機関車です。そんな人間です。
音楽に関しては聴かない日がないのでノーカンです。
そんな僕ですが、本当の意味でリフレッシュできる、こよなく愛する憩いの場がありまして
それこそが銭湯なのです。
写真は「金閣寺湯」という京都市北区に構える昔ながらの銭湯です。学生時代にお世話になっていました。
ボーカルのあつきと僕は学生時代から銭湯通でして、大所帯で赴くこともあれば各々一人でもマイペースに通うぐらいの銭湯民族なのですが、最近はバンド全体にもそれが波及してきていてメンバーで行ったりする機会も増えてきました。いい流れですね。
先日もみんなで摩耗した心身を癒すべく「そうだ、銭湯いこう」ってな流れになったわけですが、ここで改めて申し上げます。
僕は水風呂に入ることができないのです。
水風呂というと銭湯通でない方でしたら素通りしてしまうかもしれないのですが、実は銭湯には欠かせないあの“アトラクション”の一端を担っている重要な柱なのです。
そう、サウナです。
サウナの望ましい利用方法として
サウナ→水風呂→外気浴
このワンセットがオーソドックスであり、このルーティンをキメることで体が整い湯冷めすることもなくバッチグ~~~👍とのことですが、この真ん中の工程、水風呂をすっ飛ばすだけで目前の光景は地獄と化すわけです。
僕は数人で銭湯に行った際、一人がおもむろにサウナに向かったタイミングで、一度だけは5分程度付き合いお茶を濁してそそくさと退室するようにしているのですが、問題はその退室後…
火照った体を瞬間冷却するすべを持たない僕は、何をするでもなく水風呂目掛け余裕の表情で射出されていく同志たちを横目に浴場や露天をウロウロと無様に彷徨うだけなのです…
こうなるとガバガバになった汗腺は引き締まらないまま、のぼせてしまうまでの銭湯ゲージも一気に限界値付近まで上昇してしまうわけです…
こんな有様になってしまううちはサウナなんて楽しめたもんじゃありません。
そもそも水風呂入浴ですが過去に何度もチャレンジはしておりまして、多少の成長はあったものの、それでもやはり膝まで浸かった時点で脈打つ鼓動の“Break My Heart”を予感して引き上げてしまいます。情けない声をあげながら。
“サウナを攻略できずして銭湯民族の名を語れるものか、これではまるでニンニク嫌いのジロリアンではないか”
サウナーに羨望の眼差しを向けるノミの心臓フレンズへ、そんな後ろめたさと歯がゆさを打破するため僕が独自に編み出した超入浴法を紹介します。
一つ、まずはぬるま湯から攻めるべし
我々のようなノミの心臓は急激な温度変化に耐えることが出来ません。まずははやる気持ちを抑えてぬるめのお湯から体を慣らしましょう。ここでは3分が望ましいです。
二つ、浴場内で最も熱い湯につかるべし
体がほぐれてきたところで、次は芯まで熱する段階です。しっかり肩まで浸かりましょう。そしてここでは自分の銭湯ゲージと相談して、長くても5分までにしましょう。
三つ、外気浴を挟むべし
ここはサウナに近い発想です。芯まで温もったところで茹だった体表の粗熱を逃がしてやりましょう。冷めすぎないよう2~3分が望ましいです。
四つ、最後はぬるま湯で長湯すべし
最後はじっくりコトコトです。湯温が人肌より若干高いぐらいの湯舟を選びましょう。最初は何とも感じないですが、10分間程度じっくり浸かっているとじんわり身体がポカポカしてきます。後半は半身浴でも大丈夫です。
これらの手順で入浴することで湯あたりすることなく、さらに個人的には湯冷めを感じることもなくなりました。サウナに負けず劣らず、入浴で体を整えましょう👍
ちなみに余談ですが、今回の水風呂チャレンジでもしっかり“Break My Heart”しました。
さてさて、いいお湯の後にはいい音楽——ということで、久々にナイスグルーヴなアーティスト紹介です。
Dua Lipa
先ほどしれっと載せてました、UK発の若き歌姫デュア・リパです。
モデルとシンガーソングライターの二足のわらじを履く多彩な彼女ですが、音楽面では2015年のデビュー当初から各国のチャート上位に席巻し、あげくグラミー賞の新人賞まで獲得しており瞬く間にビッグアーティストの座を手にしたという輝かしい経歴を持っています。
そんな彼女が以前DaBabyとコラボした楽曲、"Levitating"の別ビジュアル MVが先日公開されました。
80年代ライクなアニメーションとファンクを根幹とした楽曲の相性の良さは折り紙付きですね。
以前紹介しました、ダイアナロス以降の女性ソウルシンガーファンとしては、R&B、ファンク・ソウルを匂わせる新進気鋭のダンスポップアーティストは待ってました!と言わんばかりなのですが、特に僕が個人的に衝撃を受けたアルバムがこちら。
Future Nostalgia
・Apple Music
・Spotify
こちらは昨年リリースされた2ndアルバムです。
1stアルバム『Dua Lipa』はリード曲「New Rules」を筆頭にラテン系のアプローチを取り入れつつもエレクトロに傾倒した音楽性でしたが、この2ndアルバム『Future Nostalgia』は、打ち込みから生演奏への逆流、ネオソウルからニューソウルへの回帰とも取れるようなアプローチ、そして前作からの流れを引き継いだエレクトロ・ヒップホップとのバランス感が絶妙な一作です。
このアルバムの魅力はそれだけに留まらず、何よりやはり新たなポップアイコンになり得るほどのストレートなキャッチーさとエネルギーが中心にあり、現代ポップスというジャンルに上手くパッケージングされているというところなんです。
これは彼女のバックボーンが大きく関係しており、ケイティ・ペリーやレディー・ガガといったポップスターに憧れを抱く一方、R&Bやヒップホップといった音楽を拠り所としていたために結果、彼女独自の"ダークポップ"へと昇華することができたんですね。
今作はそんな彼女の土台である"ダークポップ"に加え、肉体的なファンクのアプローチが折り重なることで多くのリスナーを虜にした印象がかなり強いですね。
それでは恒例の僕的オススメ楽曲紹介です!
・Don't Start Now
・Break My Heart
・Good in Bed
まずはこちら、Don't Start Nowです。いや〜この曲、破壊力グンバツです。この曲にはまさに先ほど説明したような回帰的なフィジカルのファンクアプローチが凝縮されており、キレッキレの縦ノリです。ベースラインの支配率がかなり高いためベーシストなら間違いなくコピーしたくなるような楽曲になっていますね。
実際YouTube上でも海外を中心にかなりの数のコピー動画が上げられることになり、一時期SNSなどで話題を呼んでいました。
そしてお次がBreak My Heart、冒頭に貼った楽曲ですね。
この曲はどちらかというとドライブ感の強いエレクトロ調のダンスミュージックなのですが、これまたひたすらにベースリフがカッコいい。竿モノ特有の有機的な唸りが効いているだけでなく、ローパスフィルターなどエレクトロ的なサウンドエフェクトが掛け合わされていることで絶妙なクロスオーバーが演出されています。
ちなみに僕は自分のライブリハの音出し確認では毎回このリフを弾いています。笑
そして最後、Good in Bedですね。
まさにこの曲が彼女の"ダークポップ"を体現しているのではないでしょうか。
この曲はR&B的な音使いが散りばめられており、特にベースに関してはやはり一貫してこの曲でも竿モノの生感が強いのですが、ヒップホップ的なローテンポビートのループが土台にあるためアダルトな色になっています。
そしてサビ、ここがデュアの真骨頂でしょう。
それまでの展開の透き通ったファルセットを覆すようにハスキーボイスでエッジを効かせています。
1サビ
I Know it's really bad, bad, bad, bad, bad
Messing with my head, head, head, head, head
この"bad"と"head"の繰り返しフレーズ、このリズムアプローチはもう完全にソウルミュージックへの解釈を発展させた20'sポップスではないでしょうか。
というわけで今回は流行中のポップスターをR&B、ファンク、ヒップホップの観点から取り上げてみました。
マジで良いので未聴の人は是非聴いてください。聴かなきゃもったいない!
しっかり入浴、台風に負けない週末を✌︎
サタデーナイトにまたアオウ‼︎