はじめにレンズを買った
映像を作りたい。自身の中に芽生えたこんな絵を撮りたいという決心をした。だけど今までカメラを買ったことがないものだから調べたくって目星をつけたのが先月。できれば10月には練習を始めたいとお金の算段をして探索スタート。
初めて買うレンズを何にしようか調べていたんだけど、なぜか買ってしまった。本体がないのに、先にレンズを買ってしまった。
フォクトレンダーというブランドのノクトン25mm単焦点レンズ。中古で5万円ほど。とてもじゃないが、あまり知らないのに使える額じゃない。初心者がわからずに手を出すレンズでもない。f値0.95、夜を表すノクトンという名前からして夜でも明るく撮れるマニュアルフォーカスのレンズ。
撮影に使う本体は色々調べたけど、1人で調べるには心許なく、カメラのキタムラで相談した結果、僕の使い方ならブラックマジック社のポケットシネマ4kがいいだろうと決まった。で、中古で程度のいいものが入って来る予定なので、それを待たせてもらうことにした。その時相談に乗ってくれた方の言葉が影響して、このレンズにたどり着けたような気がする。
個人的に歪みの少ない絵が好きで、iPhoneで撮るときもだいたい1.8から2倍ズームで被写体が入るように動いて撮ることが多かった。そんなことや、撮りたいものをそうだんすると、そのキタムラの店員さんはこういった。
「だいたい、ズーム機能のあるレンズをはじめは勧められると思うんですが、かえって難しいんです。撮りないなと思ったときに、対象との距離と画角を考えないといけない。撮りたいものをどこまで収めるかを考えることにフォーカスできる単焦点から始めた方が楽しいと思いますよ。」
その言葉を受けて、iPhoneで撮っていた好きなイメージを考えて50mmレンズにしようと決めた。決めている本体のセンサーがマイクロフォーサーズなので、25mmレンズがそれに当たる。そうやってたどり着いたのがこのフォクトレンダーのノクトン。
本体がまだないので、箱から出して眺めたり、カチカチと搾りを動かしたりしながら、福をかめしめています。