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新しい住処

愛媛県の四国中央市という大きな製紙工場が立ち並ぶ工業地帯の山の中に引っ越します。今日はその新しい住処のこと。

山の中に金砂湖という湖があり、2年前にはじめて訪れてから何故かぞっこんで、その湖のほとりの家を探すことになりました。探し出して数ヶ月後に、お世話くださった方から連絡がありこの家に住むことになりました。

ボートを数台置けるスペースがあること。将来的に釣り人や山や湖で遊ぶ人たちが泊まれるような間取りがあること。湖へ10分で行ける場所。

そんな夢のような基準を悠々とクリアして、なおかつ家賃も良心的な金額で提示してくれたことで、僕はここに暮らすことを即答することができました。

湖、ボートを下ろすスロープまで5分
ボートは3台ほど、しかも屋根付きで駐艇可能。寝床として使える部屋が3部屋もあります。しかも、将来的にはすぐ隣にある離れもの使ってくれたらいいと。

そして、ここに住もうと決定づけた1番の理由は、20年前に他界された大家さんのお父様がとてもこの家に手間暇をかけられていたこと、そして大家さんも毎週この家を訪れ、畑仕事の合間を縫ってこの空き家を綺麗に保たれていたこと。その行為の流れが醸し出す愛されていた場所が持つ空気感というのが、何よりも心地よく、「ここに住みたい。ぼくも後を継いでこの家に手間をかけて生きたい。」そう思えたことでした。

契約の際、壁の額縁や置き物など、大家さんにとって必要なければこのまま使わせてくれないかとお願いしたら、大変喜んでくれて、大家さんが若い頃に使っていたレコードプレイヤーとアンプまで預けてくれました。

今はまず鍵を預かり、少しずつ家財を運んでいます。おそらく2月中には本拠地をこの金砂湖に移せることでしょう。

春ごろから、大好きな金砂湖に自身もボートを浮かべながらボートでのバスフィッシングの愉しみを味わってもらえるように、小さな貸しボート屋を商う予定にしています。一人一人がボートを持つのは大変なこと。金銭的なこともそうだけど、置き場所、家族の理解諸々と。まして四国にいるとボートで釣りをできるところも限られます。この湖は地域の方々、長年ここに通うアングラーや湖で他の遊びをする方々のおかげで、所定のルール内でボートでの釣りが歓迎されています。だからこそ、まだその本来の楽しみを知らない方々へ湖で没頭する時間の愉しんでもらいながら、アウトドアマンとしての品格を養ってもらえる場所になればと、ぼくもこの湖の守人のひとりとして生きていきたいと思っています。

この写真は、大学時代からの友人で遊び仲間の米屋が撮ってくれた写真たちです。

僕がはじめてこの家を見た時に、わぁいいなぁと眺めていた目線で撮ってくれたことがとても嬉しくてここに全て貼っておきます。


顔写真。凛々しい。
今は枯れてますが、春には豊かな湖に。
レイアウト完璧

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渡部勝之
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