時かけ前、時かけ後
タイムトラベル映画大好きりゅうさんです。
みなさんは日本のタイムトラベル映画ブームの始まりをご存知ですか?
それは何と言っても大林宣彦監督による1983年の映画『時をかける少女』をおいてはありません。
それ以前もタイムトラベルを扱った作品としては
「クレオパトラ」(1970年:手塚治虫/山本暎一監督)
「戦国自衛隊」(1979年:齋藤光正監督)
「ドラえもん のび太の恐竜」(1980年:福富博監督)
などいくつかありますが、『時をかける少女』が日本映画に与えた影響は計り知れないものがあります。
それはこの映画のリメークがこの後も3本も作られたのがなによりの証拠です。
時をかける少女(1997年:角川春樹監督) 中本奈々主演
時をかける少女(2006年:細田守監督) アニメ
時をかける少女(2010年:谷口正晃監督)仲里依紗主演
まず、『時をかける少女』はタイムトラベルを青春や成長のメタファーとして描いた点で斬新でした。筒井康隆の原作をベースにしながらも、大林監督は未来や過去への旅が、単なる冒険や興味本位ではなく、主人公の内面的な成長とタイムトラベルを巧みに結びつけた物語でした。
この点は、後の多くのタイムトラベル映画に共通するテーマとなり、例えば『君の名は。』(2016年、監督:新海誠)や『サマータイムマシン・ブルース』(2005年、監督:本広克行)などにも影響を与えていると考えられます。
また、大林監督の映像美やシュールな演出、なによりも映画が大好きと言う映画愛と遊び心が画面全体にあふれているのも、この作品を特別なものにしている要因と思います。
まさに「時をかける少女」は「バックトゥザフューチャー」や「ターミネーター」と並び、時を超えて語り継がれるべき日本のタイムトラベル映画の原点なのです。
りゅうさんでした。
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