【準備編】大人の自由研究～水耕栽培で無農薬エディブル薔薇を育てる～
イケメンヴァンパイアになりたい！！（薔薇はイケメンヴァンパイアが育てているイメージがある）
という気持ちからではありませんが、人生でやってみたいことリストに「薔薇を育てる」というものがあります。
その中でも特にエディブル薔薇、食べられる美しい薔薇を育ててみたい……そのような気持ちから水耕栽培で育てることにチャレンジすることにしました。これはそんな記録です。
方法:薔薇の水耕栽培の方法は日本語だと全然情報が出てこなくて非常に難しかったです。水耕栽培大国のアメリカには、情報が少しだけあった。
水耕栽培には色々な方法があり、ロックウール培地を利用したもの、ハイドロカルチャーと呼ばれる水を溜める石を利用するものも含め色々あります。薔薇の水耕栽培はNFT形式が一般的のようですが、今回はDFT方式に近いホームハイポニカのキットを使用して実施します。
一般的に植物は根から栄養を吸収し、二酸化炭素を吸い、日光で光合成を行うことでエネルギーを作り出しています。
が、この根から吸収する栄養素がDFTを使用した水耕栽培では培養溶液に全て浸った根からされるため、注意点が色々必要です。
(1)根が窒息しないよう、酸素を供給する必要がある。（これはエアーストーンがホームハイポニカキットにあるので、大丈夫でしょう）
(2)培養溶液の管理をする必要がある。
培養溶液に(1)のように酸素を供給するのはもちろん、栄養が十分行き渡った状態にしておかなくてはいけません。
栄養が十分かを測るためにはEC値、PH値（酸性・アルカリ性のどちらに傾いているか）を測る必要があります。計測メーターは高価なため、家庭用の小さなポットなどの環境ではEC値はそこまで変化しないということを鑑みて、PH値を定期的に計測することにします。
薔薇に適切とされているPH値は5.5-6.5と考えます。
個人サイト 5.5-6.0（http://www.homehydrosystems.com/ph_tds_ppm/ph_flowers_page.html）
ロックウール培地では4より小さく8より大きくなると薔薇の根の成長が水耕栽培で抑制されるという論文（https://scialert.net/fulltext/?doi=ajps.2005.17.22）
同じバラ科のいちごの水耕栽培適正値が5.5-6.5という水耕栽培企業のサイトの情報（https://eco-guerrilla.jp/?mode=f46）
培地は違うようですが薔薇の水耕栽培で最適なPhは6.5という論文(https://www.researchgate.net/publication/255977212_Effect_of_Nutrient_Solution_PH_on_the_Vegetative_and_Reproductive_Growth_and_Physiological_Characteristics_of_Rose_Cv_'Grand_Gala'_in_Hydroponic_System#:~:text=According%20to%20the%20results%2C%20pH,higher%20quality%20of%20rose%20plants.)
使用するハイポニカは万能培養溶液ですが、薔薇は肥料をたくさん吸収するという話があったので、リン酸をベースとした土壌栽培用肥料も購入しました。これでPH濃度がアルカリ性に傾きすぎた時はピペットで投入して調整することとします。
(3)温度管理
薔薇に適切な培養溶液の水温は18-26度の説を採用することとします。（https://www.gardeningknowhow.com/special/containers/hydroponic-water-temperature.htm#:~:text=In%20all%20systems%2C%20hydroponic%20water,18%20to%2026%20C.).）
用意したもの:
◆ホームハイポニカぷくぷく（水耕栽培キット）
ライトなどはついていない、一番スタンダードなタイプ。
◆薔薇の苗
好きなエディブル苗を買いました。※エディブルフラワーの場合、ちゃんとエディブルとして育てられたものを絶対に購入しましょう！
◆PH計
温度も計測可能。正直高価だった……しかし怪しいメーカーのものを買うよりは正確に測れるものをと思って、信頼できるメーカー製で一番安いタイプを購入。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01ENFOHN8/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
◆剪定ばさみ
◆置台
昼間だけ日に当てるためにベランダに置く時用の置台。
◆置台用ビニールハウス（購入予定）
風に乗って病気が飛んでくる可能性があるので検討しています。
◆薔薇の育て方ブック
すごく詳しい。