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待草雪
2024年2月13日 23:54
265 萌えし国 暁(あかつき)浴びて 未来(みく)へ行(ゆ)く 桜花(おうか)の虫音(むしね) 永遠(とわ)に響いて 小枝で作った焚き火が燃えていた。卯月の最終日。日雨の家の庭で、ヒュウラとコノハは2冊の本を焚き火に投げ入れて燃やしていた。 甘夏と槭樹から受け取った黒い革張り表紙の”元凶本”が、悪臭を放ちながら炭と黒煙になって、天の彼方に上っていく。人工の染料で染められている謎
2024年2月7日 13:23
263(良い加減にして。調子に乗らないで)(何で1回見せただけで、教えても無いのに私を超えて其の場で直ぐに再現するのよ。どんな事も)(殺す時期を短縮してやる。今直ぐよ) ーー”人間”と同じか超えていると、調子に乗り続けていたからだ。ーー ーーどうして、人間じゃ無い存在は、人間では無いという曖昧な理由で、人間のように振る舞えば人間から容赦無く罰を受けさせられるのだろう?上では無く対等