翻訳『狂えるオルランド』第25歌
※『狂えるオルランド』の中でマンドリカルドが登場する部分を抜粋してイタリア語原文から翻訳。
あらすじ
一時休戦したマンドリカルドとロドモンテはサラセン勢を救出するためにドラリーチェとともにパリに向かった。その途中、一行は4人の騎士と1人の乙女がいる野原を通りかかった。その一方、ルッジェーロはとある町で火刑に処されようとしていたブラダマンテに瓜二つの青年を救おうと奮戦する。その青年は実はブラダマンテの兄のリチャルデットであった。リチャルデットによれば、スペインの王女フィオルディスピーナが妹を男と間違えて恋に落ちたのを利用して、妹になりすましたが発覚して処刑されそうになったという。ルッジェーロと同行することになったリチャルデットは、アグリズモンテの城で従兄弟が囚われの身になったと知って救出に向かうことにした。ルッジェーロも一緒に救出に向かうことになり、事情を知らせる手紙をブラダマンテに書く。救出の旅に出発した一行は途中で黄金の鎧に不死鳥の紋章をつけた騎士に出会う。
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