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マルチタスクの意味を整理したら順算思考が出てきた【ユタカジン】

 おはようございます。今日も今日とてタスクシュート、ふぃるです!

 さて、先日に私は次から次へと打ち手が思いつくタイプだ、と言いました。
 こういうタイプは自分がマルチタスク出来る人間だ、と誤認しやすいのです。

 でも、実際には私はマルチタスクが出来ていませんし、行っていません。

 ただ、整理の仕方によってはマルチタスクをしているようにも見えてしまうのです。

 そこで、今回は私を実例として、マルチタスクについて整理してみようと思います。

 あなたはマルチタスク、出来ていますか?

マルチタスクとは何か?

 そもそもマルチタスクとは何なのでしょうか?

 それは、複数のタスクを同時に進行することです。
 同時に進行するので、同じ時間で2倍の速度で作業が出来ます。
 2倍の速度で作業が出来るなら、毎日8時間の勤務時間で16時間分の作業が出来るわけです。

 ……どこかおかしい所に気付きましたか?

 そう、常識的に考えて、そんな行動は不可能です。
 人間は、時間の制約を超えた行動をとることはできません。
 実際に、マルチタスクが出来た!と思って成果物を確認してみても、良くて1.1倍。下手すると、二つ合わせて0.8倍程度の作業量になった、なんてことも少なくありません。

 理屈的にはマルチタスクができたらその分明らかに作業量が増えるはずなのに、どうして上手く行かないのでしょうか?

マルチタスクの誤解

 それは、そもそもマルチタスクの考え方に誤解があるためです。

 マルチタスクとは、複数のタスクを同時並行して作業することです。
 ここまではあっています。

 ですが、実際に作業している自分が進めている作業は、1つのタスクでしかありません。

 例を挙げてみましょう。以下のタスクをマルチタスクで作業してみたとします。

  • 記事作成

  • 動画作成

  • 資料作成

 この時に、記事作成をしながら動画作成を行うことはできません。
 記事作成をしている時は記事作成だけ、動画作成をしている時は動画作成だけ、資料作成をしている時は資料作成だけを行っているのです。

 これをマルチタスクと思われる方式で作業をすると、こうなります。
 記事を作成している途中で、動画作成の必要性を思い出して動画作成に手を付けて、動画作成の途中で資料作成を思い出して資料作成に手を付ける。
 そして、資料作成の途中に記事作成が中途半端だったと思い出して記事作成をする。

 気が付きましたか?

 常に進行しているタスクは1つにすぎず、同時に3つのタスクの事を気にしているだけなのです。
 この状態では、全てのタスクに集中できずに、作業効率が下がりますね。

 そのため、マルチタスクをやろうとすると、作業効率は大抵下がるのです。

確実に成功するマルチタスクとは?

 とはいえ、状況は限られますが、確実に成功するマルチタスクは存在します。

 それは、自分が運転せずに移動しながら、移動時間中に作業をすることです。

 これは、移動するというタスクと作業をするというタスクが同じ時間中で並行しています。
 その上で、両方のタスクが間違いなく達成され、同じ時間に2つのタスクが併存しています。

 ならばマルチタスクは出来るはずだ!と考えた方、少し待ってください。

 この場合、移動の運転は自分でやっていません。
 つまり、移動するは厳密には自分のタスクではないのです。
 より正確にこのタスクを整理すると、運転手さんに運転してもらって電車で移動する、のようになります。

 この場合、自分が実際に手を動かしてるタスクは作業するの方だけです。
 結果だけを見れば、2つのタスクを同時に完遂しましたが、主体者が違う時点で厳密にはマルチタスクとは言えない状況なのです。

マルチタスクの魔法から逃れるために

 とはいえ、これらの考え方を理解したうえで、1日単位のマルチタスクに整理するならば、これは効率的ですし、作業品質を上げることが出来ます。

 例えば、1日単位で複数のタスクをこなす。これは普通ですよね。

 その上で、複数のタスクを同時並行して、進める。これも普通です。

 タスクに時間を設定して、その時間になったらタスクを止めて、次のタスクに移動する。
 これも普通なんですが、人間だれしもついタスクを完了させたがります。
 1日単位のマルチタスクを実行するのであれば、今日中に完成させなければならないもの以外は、決めた時間になったら手を止めて、翌日の作業として問題ないはずです。

 結果として、本日やる予定だったタスクをやる予定だって時間終わらせて、全てのタスクを進行させることが出来た。
 はい、1日単位のマルチタスクの完成です。

 本来のマルチタスクはこのように考えてくみ上げるべきなのです。

 この考え方であれば、自分一人だけの作業量で計算しているので、あり得ない量の作業が進むことはないとわかりますよね。
 分かるため、作業量が思ったより少ないというストレスから自由になります。

 同時に、翌日に今日の作業を見返すところから始まるので、変な所やより良く出来る所を見つけることが出来ます。
 時間を置くとこういうポイントって見えてきますよね。

 結果として、通常作業よりも品質を高めた成果物が出来上がります。
 1日単位のマルチタスクはなんと素晴らしい効果を持っているのでしょう!

 さて、タスクシューターの皆さんは、この1日のマルチタスクを何と呼ぶかもうご存じですよね?
 そう、これが順算思考です。

順算思考とは、正しいマルチタスクの姿である

 タスクシュートにおいて順算思考を推奨しているのは、マルチタスクを正しく整理してストレスなく高品質の作業をすることが出来るからです。

 誤ったマルチタスクに囚われて高ストレスの作業をせずに、低ストレスで高品質の作業が出来るのですから、当然推奨するわけです。

 単に、順算思考とだけ言葉が走り始めると見えにくいことも、綺麗に整理してみるとすとん、と納得いくことが多いですよね。

 単純に順算と逆算を比べてどうこう考えるだけではなく、両方のいいとこどりを狙ってもいいんじゃないでしょうか?

最後に

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