オンライン技術補完研修 4日目

こんにちは!
今日は本研修を主催しているNPO法人FiLCの大福がお届けしますー!主催側も積極的に参加側に回るスタンスで運営させていただいています笑

4日目の本日は、メタファシリテーション入門講座の後半に加えて、いよいよインタビュー実践に入っていきました!

①メタファシリテーション後半
2日目に開かれた前半の講義を受けた直後から、参加者の皆さんの事実質問に対する意識がすごく変化してきたなと感じていました。今回は理論的なレクチャーに加えて実際に参加者同士で質問を繋いでいく実践に挑戦!やっぱり想像するよりやってみるの次々に事実質問は難しい!笑。特に次々に事実質問を繰り出し、テンポよく会話するように聞き出していく難しさを感じました。

二日間で合計5時間に渡ったメタファシリテーション講座。目新しいスキルとしても視野を広げてくれるものでしたが、そのスキルの根底に「相手に寄り添う」という優しいスタンスが流れていて、国際協力や支援活動に携わる上での哲学を感じられた二日間でした。

②インタビュー実践!
午後からは本研修のメインアクティビティ!3名の神戸市在住外国人を対象にそれぞれペアを組んでインタビューしていきます。僕は田中さん(オンライン技術補完研修 1日目 参照)とペアを組み、ブータン人の男子留学生にインタビューさせていただきました。コロナの影響をもろに受けて、紆余曲折あり、将来は母国に帰って介護施設の立ち上げを目指しているという彼。来日してからのドラマがありすぎて(笑)内容は割愛しますが、インタビューをしてみての個人的な感想は以下になります。

❶「いつ」の使い方
メタファシリテーションでは「いつ」を聞くことが「思い出させる」ために強力なツールと学びましたが、思ったより相手が覚えていないことも多いのだなと感じました。その時は、
・時系列を逆にして(=「今」を起点に遡って)質問してみること
・一つの質問に固執しすぎず、他の質問をすることで後で思い出してもらう
ことも良い方法だと思いました。

❷事前情報に引っ張られすぎない
僕らはブータン人留学生について事前にいくらか情報をもらっていて、それを元にインタビューをしていました。すると、断片的な情報を元に、頭の中で勝手にストーリーを作り上げてしまっていることにインタビューの途中で気づいたのです。丁寧に事実を確認していくことや、本人から情報を聞くことって当たり前ですが重要ですね。
次回は、
・事前にもらった情報(二次情報)
・それを元にイメージしているストーリー(思い込み)
・今本人から聞き出している情報(一次情報)
を頭の中で認識して、インタビューしていこうと思います!

❸インタビューは協働作業
❶にも関連するところですが、インタビュイーが事実を思い出し頭の中でその時の場面を思い描いていく過程を、インタビュアーが上手く質問して一緒に創り上げていっている状態(=協働作業)が理想なのかなと思いました。インタビュー後半で一瞬その状態を経験できましたが、一気に新しい事実が見えてきたり、今まで聞き出していた情報が繋がっていき、曇りが晴れていくような感覚がありました。


インタビューと分析は明日からも続いていきます。それぞれのペアでもう一度だけ追加インタビューをする機会があるので、1回目の経験をしっかり振り返り2回目に活かしていきたいと思います!

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