絶望的世界からの脱出〜救いは0円〜
「正しい者はいない。一人もいない。悟る者もなく、神を探し求めるものもいない」と書かれています。これは、詩編からの引用です(14編)。厳密には抜き書きで、この詩歌はパウロの企図とは異なる文脈があったような解釈がなされてきました。
オリジナルの詩編は相当な抑圧下で喘ぐ人々を励まし、希望を捨てぬようにと待望を呼びかける歌です。パウロはこの一部分を引っ張り出して、ユダヤ人もギリシア人も神の前には(平等に)罪の下にあると言っており、違いのなさを説明するものと解されてきました。
果たして、それだけでしょうか?
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