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エレミヤ書6章から(1)

神は愛する民を正しい道に導くために滅びをもたらす。そんな話はもう終わりにしよう。

民がもう懲り懲りだと心底思って悔い改めることを願い、泣く泣く滅びを下した、そういう理解の根底には、神は人間の調教師、愛の鞭を振る教師、家長という人間社会の投影があるのです。
 神が民へ滅びを宣告するのは、懲らしめの教育効果を求めるためという言説が、どれほどの暴力を生み出してきたことか。家で、学校で、職場で、教会で。信徒教育という名のもとでなんでもありになっていた教会で、いまだに、「次に来る牧師夫人がどんな人か」なんてのが「当たり前の調査」になっているのに直面して、私は大変怒っている!!

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