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石が動き、光がさす時

3月12日に発行する週報に掲載する巻頭言「自然を貫く果てしない叫び」を執筆する際に考えていたことを加筆してここに記録しています。さらに新しい週を始めるために使信を刻んでいく過程での私なりの思いを補足しています。聖書箇所は、ルカによる福音書19章28〜40節です。ルカ19章といえば、「ザアカイ!」となるところですが、受難節に読む箇所としていわゆる「エルサレムへの行進」の箇所が選出されているのかなと思いました。すでに、41節以降は前に取り上げています。

「わたしが王になるのを望まなかったあの敵どもを、ここに引き出して、わたしの目の前で打ち殺せ」(27)。今朝読む聖書の直前にある言葉です。イエスのたとえの中に出てくる2000年前の横暴な王の台詞です。たとえの中の王は、架空の王とは受け取られなかったでしょう。聴衆には共通のある人物が心の中に浮かんだはずです。それだけではありません。現代もこの言葉は有効です。

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