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新中央体育館(北ガスアリーナ札幌46)を2日間見に行ってみた

私が住む町、北海道は札幌市に新しい体育館が開館しました。

北4条東6丁目の北海道ガス札幌工場跡の再開発の一環として建設された新中央体育館です。そして、ネーミングライツを導入し創業の地でもあった北海道ガスが獲得、「北ガスアリーナ札幌46」と命名されたのです。

そんな新しい中央体育館の開館記念イベントに2日間(2019.4.27~4.28)行ってきたので体育館とオープニングイベントの感想を・・・というのが今回のnote。

では、まずは体育館の感想から

次世代都市型アリーナのお手本

北ガスアリーナはまさにこの言葉が相応しい。

なんせ市営地下鉄全ての路線に徒歩10分圏内の最寄り駅があり、商業施設のサッポロファクトリー(3条館2F)と現在建設中のマンション、そしてこの体育館を結ぶ空中通路も作られアクセス面が本当に素晴らしい。

さらに商業施設を結んだことで、お父さんがスポーツ観戦している間にお母さんと子供は買い物、スポーツ観戦前後に買い物というような「スポーツ観戦だけじゃない1日」を生み出していきそう。

そして同じく通路で結ばれたマンションの住民からすれば、体育館にランニングコース(1周250m)もあるので、外に出ることなく快適に運動できる場として活用できるでしょう。

ただ、ファクトリー内の案内に「北ガスアリーナ札幌46」の文字が全くなく、これではファクトリーから行こうとした人が迷うのではないかとちょっと心配に・・・(下の写真の奥側に体育館につながる空中通路がある)
ファクトリーとも連携を深めていくことが今後の課題になりそう。

観客席は・・・というと

さて、観戦環境で満足度を高める重要な要素が観客席。

新中央体育館は固定席が1356席、車いす・同伴者席が各22席、そして大会等で使用される可動観客席が1104席の最大で合計2504席が用意されています。


まず固定席ですが十分観戦するには快適な広さでしたね。

ドリンクホルダーがないのはちょっと残念だがそんなに大きな問題ではなく体育館としては十分すぎる席だと思う。あと空調がどうやら客席の下に設置されているらしく(上の写真で見ると席の下にある丸いところ)、夏に冷風で足を冷やさないかどうかも気になるポイント。

そしこの固定席で一番気になったのは最前列の席からアリーナが見づらすぎるということ。

この写真は2列目から撮ったのでまだ十分見えるのですが、最前列に行くと柵が高すぎるということもあって満足にアリーナ部分が見えない。そのせいで多くの観客が最前列を空けるような形で座っていたほど。多分、客席部分がちょっと低いからだとは思うがなんとか改善できないかなぁと思ってしまいました。

そして、可動観客席は肘掛けが付いており、おしりが痛くならない程度のクッション性で長時間の観戦にも耐えられそうでしたね。ただ、ドリンクホルダーの底が少し浅くてペットボトルを置くと倒さないかとちょっと不安・・・でしたがそれ以外の部分は文句なしの席でしたよ。

ビジョン

アリーナの両サイドにはビジョンが設置されており、試合中の映像も流せるようのでプロの試合にも十分通用するレベルと見ていいと思います。テロップシステムはLambada SystemsさんのGRIDBOXを使用しているみたいです。ただ、1日目のバトミントンでは下部に「北ガスアリーナ札幌46」と表示されていたのが2日目のフットサルではシステムの名前が出てしまっていたのですが、多分1日目のが本来の表示だと思います。
(上がバトミントン、下がフットサル)

その他諸々の設備

あと3階に休憩スペースがあるのはいいですね。試合観戦に疲れたら設置されている自販機で飲み物を買いそのままテーブル席で休憩ということもできますし、プロ等の試合ではそのスペースを活用して飲食販売コーナーというのもできます。(実際2日目のエスポラーダ戦では飲食販売コーナーに)

で、イベント・・・

さて、とりあえず体育館の感想はここまでにしてオープニングイベントの感想を。

1日目は秋本克広札幌市長等が出席した開館式に始まり、スノーボーダーの竹内智香さんと元コンサドーレ札幌選手の曽田雄志さんによるアスリートトークショー。お二人の「子供のうちは複数のスポーツをやるべき」という言葉には考えさせるものがありました。

そして、1日目のメインイベントがオグシオコンビで有名な小椋久美子さんによるバトミントンエキシビションマッチ(ミックスダブルス)!

初めてバトミントンを生で見ましたが、予想以上に音がきれいだったのと動きがアグレッシブでTVと生で見る違いを改めて感じさせられました。

2日目はフットサルのトップリーグ、Fリーグに所属しているエスポラーダ北海道と名古屋オーシャンズによるプレシーズンマッチ。

何度かフットサルはきたえーるで観戦してきましたが、やはりスタンド(固定)席の近さでは間違いなく北ガスアリーナの方が近く、迫力がありましたね。

「絶対王者」といわれている名古屋相手に大善戦。一時はリードを奪いましたが最終的には2-2のドローで試合終了。

個人的にはJリーグ元札幌に所属していた「ゴメス」こと堀米悠斗選手の実の弟である堀米将太選手がシュライカー大阪から移籍し3シーズンぶりに北海道に帰ってきてくれたことが一番嬉しかったですね。

この体育館がもたらすもの

さて、ここまで長々と体育館のことやオープニングイベントのことを書いてきましたが、個人的に確信したことがあります。それは

札幌のスポーツシーンはここから変わる ということです。

アクセスの良さが素晴らしいだけでなく、設備や収容可能人数全てが「ちょうど良い」のではないかと思います。

今まで札幌市内でプロスポーツや大会を行なおうとすると、設備面等できたえーる(北海道立総合体育館)一択だったというものもありましたが、Fリーグの一部の試合等、集客力でどうしても収容率が下がってしまう大会がありました。

しかし、新中央体育館であれば収容率を上げることで、応援の雰囲気がきたえーるのときよりも更に良くなることや運営コストを下げられるのではないでしょうか。

そして、先ほど挙げたスポーツ観戦、運動の新しい形も作り上げていくことでしょう。

今後の日程

このアリーナを実際に見てみたいという方もいるのではないでしょうか。

北ガスアリーナ札幌46で開催が分かっているものとしてFリーグ2019/2020のエスポラーダ北海道のホームゲームが3試合。(日程はこちらで確認を http://www.espolada.com/schedule/fleague.php )
6月9日の対浦安戦はホーム開幕戦となっています。

来季(19/20シーズン)からバレーボールのVリーグに参戦することが決まった札幌を本拠地としているサフィルヴァ北海道のホームゲームも北ガスアリーナでの開催することが決まっているようです。

そして、オープニングイベントに参加された小椋久美子さんの発言によるとバトミントンS/Jリーグの開幕戦もどうやら北ガスアリーナになるとのことです。

なお、ランニングコース等体育館の使用に関してはこちらのサイト( https://www.shsf.jp/chuo-g ) でご確認ください。


皆さんもぜひ北ガスアリーナでスポーツ観戦、運動楽しんでみませんか?



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