私が住みたい地域
住む場所って結構、大事だなと最近思う
というのは、まちづくりの勉強をしているからというのもあるけど、最近自分が帰りたいと思える場所について考えるから
単に、場所の構造自体が好きという場所もあるけれど、やっぱり人の暮らし、息遣いが感じられる場所が好きだなと思う
ご近所さんとお互いのことがわかっている
今では、少なくなってしまったけど、「隣におばちゃんが住んでいて、芋けんぴが好きで、花を育てるのが上手で、持病がある」みたいな、名前だけでなく、好きなことや嫌いなこと、身体の状態などもわかる関係性って、結構大事だと思う
一気に親しみが湧いて、「お菓子食べ過ぎたらよくないんちゃう?」とか「どうやったら花元気に育てられるん?」とかいう会話が生まれる
それだけでなく、災害など緊急事態の時に、「大丈夫か?」「頼みたいことあるんやけど…」という声掛けができる
防災面でも、医療面でもめっちゃ有効だと思う
実際、熱波が起こった際に近隣住民と関係を築いていた住民ほど生存率が高かったり、阪神大震災時には住民同士で助け合ったりといったことが確認されているんだから、地域の中での顔が見える関係づくりをぜひ推したい
↓ 熱波の話は『集まる場所が必要だ』にあります
↓ 阪神大震災関係の資料館
ご近所さんとごはん会が開かれる
やっぱり、関係づくりには「ごはん」よなーと思う
私が昔住んでいた地域では、ご近所さんと、たこ焼きパーティーからお好み焼きパーティー、お鍋まで様々なごはん会をしていた
純粋に、母親のコミュ力が高かったというのもあるが、全体的に"ごはん会欲"が高かったからだと思う
同じ釜の飯を食うと、仲間意識みたいなのが生まれて自然と会話が生まれる
加えて、食は老若男女の関心事だから、世代を超えた関わりが生じる
特に、子どもからすると、学校と家以外の大人と話す機会は減ってきてるので「運転が怖い人」「お酒飲んだら大人って豹変するんだ」「この人の料理めっちゃ旨い!」みたいに、色んな価値観とかタイプが学べると思う
路地で遊べる
子ども目線で言うと、遊び場所があるとありがたい
「子どもの声がうるさい」「ボール遊びしないでほしいな」と言われつつ、なんだかんだ家々の前に走り回れる道があるのがいい
▼子育てを「家」でするのではなく「まち」でするお話
子どもの遊び環境は「遊び仲間」「遊び時間」「遊び空間」(これを子どもの遊び環境「3間」というらしい)それぞれが減っているし、あるにしても「ボール遊び禁止」など禁止事項が多く、のびのび遊んだり、集まれる場所がなくなっているのがリアル
私事だが、昔住んでいた地区には、怒られながらも鬼ごっこ、ドッヂボール、バトミントンなどをできる環境があった
おかげで、おばちゃんに怒られたり、おばちゃんと一緒に遊んだり、おやつを食べさせてもらったりして色々な大人と関わることができたし、その地域を大好きになった
座り話・立ち話する光景が見られる
子どもだけでなく、大人も談笑できたりする環境があれば、さらにいいなーと思う
折りたたみの椅子を並べて、他愛のないことを話す
おかずを作ったからと、お裾分けし合う
子どもたちが一緒に遊んでる間に、「最近こんなことがあってさー」と笑い合う
顔の見える関係性がある地域は微笑ましい
私事をなかり持ち出してしまったのもあって、「古き良きを取り戻そう」みたいな空気になってしまったかもしれない
一方で、防災面や医療面、社会的孤立などの問題に取り組むにあたって「つながりって大事だよ」っていう話にも聞こえたかもしれない
どちらでもなく、ただシンプルに、「近くにいる人を思い合って暮らすと、心が温かくなって、幸せに暮らせるんじゃない?そしたら、いつの間にか、色んな問題解決してそうじゃない?」ってのを言いたかった
隣に住んでる人がわからない時代への、ちょっとした提案でした
では、また