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もがきながら表現し続けたい

今まで、自分の意思であれ、他者からの期待を内面化したことであれ、夢や目標を描いてきた

と言いつつ、別にやりたいことなんてなく、ただ何もできない自分がイヤで自分や誰かの悲しむ顔を見たくなくて・喜ぶ顔が見たくて、わかりやすい職業や成果を追い求めてきただけだったのかもしれない

どっちの自分も真実だ

ただ、一つだけ断言できるのは、夢や目標という名の表現は私を苦しめるし、私を救うということだ


表現の苦しみ方を間違えば盛大にやらかす

過去に、私は夢や理想を過剰に追い求めすぎて、家族と友人を失った

最初の喪失は、大学受験の時
身の丈に合わない目標を立て、中途半端に取り組み、予想できないくらい親族間の仲が悪くなってしまった

2回目の喪失は、修士課程に進学した年
リサーチクエスチョンが見つけられず、延々と友人にその話をして、気づけば疎遠になってしまった

家族も友人も、当時の私にとって大切な存在だった
でも、私は「夢」「目標」という名の表現を優先してしまった

関係を築くのには時間がかかるが、当たり前が当たり前でなくなるのは一瞬

とても痛い喪失だった

そして、私は関係性が切れたり、迷惑をかけたり何かを失うことが怖くなった

失わないように「実現したいこと」「やりたいこと」を捨てて、隠居しようと思った

だから、働いて生きることに意味を感じなくなっていたし、むしろ積極的に死に向かっていきたいと思うようになっていった

やらかしても表現せずにはいられない

でも、そういう未来を考えると寂しさ・自分が生きる無意味さを感じた

余計に消えたくなった

また、私は推しと「生きることによる抵抗」「表現による抵抗」をしていくことを約束してしまった

なにより、常に、楽しくうまくいくわけじゃないけど、もがきながらでも何かを作るのがスキだ
(ポケモンのサトシかよ)

作っている自分もスキだ

だから、できる限り、大切な何かを失わないように表現し続けていきたい

さいごに:喪失したからこその表現

失ったものは戻ってこない
割れた皿が決して元には戻らないように

でも、喪失の後悔が、痛みが、次なる表現を後押しすることもある

失うこと 損なうこと 後悔こそ僕をいざなう

amazarashi『痛覚』

このnoteだってそう
家族制度や人間関係、自分のクセについて学び、考えているのもそうだ

この先も、数えきれない喪失を経験するだろう

でも、怖がらずに飛び込み、表現し続けていきたい



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