母親だからこその苦悩
現在私は27歳
子どもができたのは24歳の時。あの時はまさか自分が子どもを産むことになるとは思わなかった
会社で出会った先輩で面白くて頼りになる先輩とできた我が子。お腹に赤ちゃんができて妊娠して出産して
産まれた瞬間
“ああ、なんて可愛いんだろう。産まれてきてくれてありがとう”
と出産で疲れながらも隣でオギャー!と泣く子どもの容は今でも鮮明に覚えてる
それから子育て生活が始まり全てが初めてで分からないことばかり。元々今までやってきた全国出張型の仕事は妊娠を期に退職して、旦那は出産した後もその仕事を続け今度は長崎県に行くことになった
東京と長崎ととても離れた距離での子育て生活
産後の肥立ちは昔からずっと仲良くしているいとこのお母さんの所にお世話になることになった
“産後は水場の仕事とか何もしなくていいから赤ちゃんのことだけ見てればいいからね!”
となんとも頼もしい限り。
私の場合出産後から母乳が出過ぎるほど出が良かったみたいで産まれた時から乳離れするまで一切ミルクを使わず完全母乳だった
祖母や周りからも母乳が出るんだったらミルクよりも母乳で育ててあげる方がいいよ!
と言われてたのでそっか。母乳で育ててあげる方がいいんだ。
そう思い赤ちゃんがお腹空いたら乳を上げて夜中も上げて....
夜泣きこそ酷くなかったものの夜2時間おきに起きられるのは正直可愛い我が子だからとは言え結構疲弊してた
寝ても寝ても寝足りないし、やっと寝てくれた。と思って私も寝るか。と思ったらまた泣き始めて。ご飯食べる時もトイレに行く時もお風呂に行く時だって毎回子どもがいつ起きるか。いつ起きるか。それが心配で膀胱炎になりそうな時も正直あった
しかも完全母乳だったから乳離れするのが遅くて添い乳するもんだから1歳とかになっても寝る時に乳吸いながら寝るもんだからちょっと離れてしばらく経った時には夜起きての繰り返しで2.3時間おきには必ず起こされるの生活
断乳しようと思った時には4日間位かけてやっとの思い出断乳できたものの、その間は寝る時にうるさくされるのが嫌いな旦那は思わず
“うるさいな〜”ってなったり。泣きじゃくって違う部屋でしかも暗闇の中抱っこしてあやしたり。次の日寝不足なんてことは何日も続くもんだから常にぼーっとしたり。
母親ってこんなにも大変なんだ。と自分が母親になり思った
改めて自分が産後子どもと付きっきりで子育てをしてみて感じたことは
『母親ってすごいな』ということ。
私が子どもと同じくらいの時
今の私の子どもと同じくらいの時に実は両親が離婚して1つ離れた姉と一緒に父親についていった。当時のことは小さいながらもなぜか鮮明に覚えていて、両親が殴り合いの喧嘩をしていて父親が目元の上から血を出して母親は顔が腫れてた記憶がある
その間にまだ小さかった私と姉が割って入って
“やめてーー”
と叫んでた記憶だけは残っている
その当時はなんで私たちを捨ててママはどっか行ってしまったんだろう?って小さい時って今の自分の子どもを見ていて感じるけどパパよりもママー!ママー!だから当時の自分は凄い寂しかったんだと思う。
でもそんな中でも父親は母親代わりにも父親代わりにもなって本当に私たちに愛情をかけまくってくれた
当時働いていた証券会社では朝から晩まで。いや明け方まで働いて、父親が朝明るくなってきた時に帰ってきてというのを幼少期の頃のうっすら覚えてる私の記憶
その中でも私たちのお弁当も作ってくれて疲れてるし眠いのに保育園にも送ってくれて。本当にその当時の事を思い出すとどれだけ私たちのために頑張ってくれたんだろうって思う
でもやっぱり何か行事があると
“なんでママはいないんだろうー?”と勿論寂しくなる時もあったしまたもう一度いつか会えるだろうとさえ思っていた
母親の記憶は正直幼少期にはやっぱり薄くて父親の存在の方が強かった。後は母親代わりに私と姉を育ててくれた祖母
私たちのために毎日ご飯も作ってくれて沢山礼儀とかマナーを教えて貰った。遊んでて味噌汁とかこぼした時には怒られて、祖母の目をごまかしてトイレに嫌いなキノコを捨てたときにはどれだけ怒られたことか...笑
唯一治したかったらしい左利きが治ることはなかったけど笑
祖母の幼少期のイメージは何か悪いことをすると拳でゲンコツを食らったことかな...
後は祖母は身長が154cm?位で祖母の身長を超えたらみんな拳を受けていたが私は惜しくも152cmという低身長で止まったので祖母のあの恐ろしく痛いゲンコツを受けることはなく終わった。
母親代わりに育ててくれた祖母とは今でもラインで電話するくらい仲良し。
昔は母親のことを正直恨んだこともあった。だけど今こうやって子育てをしていて感じるのは私を産んでくれて母親がいたからこそ、今の私がいて今こうして私が子どもを産む母親になれた訳だ。
だから改めて母親には言いたい
“産んでくれてありがとう”って
今家族3人でいられることが当たり前じゃなくて日々なんてことない日常ももっと大切にしていきたいなって感じた。
子どもが言うことを聞いてくれない時はやっぱりイライラする時もあるし疲れてる時にぐちゃぐちゃにされるとやっぱり“こらー!!”となる時もある
でもこれも今の時期だからこそ楽しめるいい思い出。だからこの短い小さい頃の時期をより大切にしていきたいな。そう感じた
そして旦那も今は積極的に子育てを手伝ってくれてとっても有難い。そんな旦那にもここでいつもありがとう。そう伝えたい
今日もいってきます